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最新10件 過去のニュース: タイトル一覧 月別一覧

kaico café


日本一長いアーケードとしても有名な大阪の天神橋筋商店街の終点にkaico caféが完成しました。戦後間もない建物で築70年の古屋にじっくりと向き合い気持ちの良い空間になりました。地元の施工者や職人さんや地域で関わるメーカーの皆さんのお力添えで、随所に地味な見所満載の空間になっています。

kaico café
大阪府天神橋1-12-21
tel. 06-6809-6188
http://kaicocafe.jp

ぐりとぐら展・宮城県美術館


2014年2月の東京展を皮切りに全国巡回をしていた「ぐりとぐら展」が今回の宮城県美術館で最終回を向かえます。宮城県美術館は「ぐりとぐら」の原画を収蔵している美術館で里帰りをした感じです。今回はいつも以上に原画も追加され幾つかの仕掛けも今回で最後となりますので是非ご覧下さい。

ぐりとぐら展
会場:宮城県美術館
会期:2016.7.16(土)-9.4(日)
休館日:月曜日(ただし、7月18日、8月8日は開館)、7月19日(火)、8月9日(火)
開場時間:9:30-17:00(発券は16:30まで)

丸徳家具店


3年前からスタートした丸徳家具店がようやく完成してお披露目の会を向かえました。来年、創業150年を迎える丸徳家具店は現在の店主が5代目という老舗家具販売店です。高度経済成長期に日本の家具業界も規模が膨らみ、販売店も大型化を余儀なくされました。丸徳家具店も400坪の敷地に代々増築を重ね大きなお店でしたが、その建物を片付けて新たに5代目夫婦が二人で営める小さなお店に建て直す誠実な計画です。建物は「く」の字の平面に立体的な居場所をつくり、小さいながらも奥行きを感じる空間になりました。小さな建物の周りには大きな庭が出来上がり、古屋の基礎に敷かれていた川石の活用や工事の残土でできた丘など立体的な庭にしあがりました。

■丸徳家具店
場所:福岡県大川市
施工:福田建設
造園計画:小林賢二
照明計画:佐藤政章

暮らしの感覚


徳島県立近代美術館では収蔵作品を活用して様々な切り口での展覧会を行っています。今回は「暮らしの感覚」と題して季節や家庭など身近なテーマの美術作品を居心地を工夫した様々な空間で見られる展覧会を開催します。この展覧会の会場什器をテーブル工房kikiさんとともに制作しています。また会場には宮崎椅子製作所の椅子も沢山並びます。

■暮らしの感覚
日時:2016.7.16(土)-9.4(日)
場所:徳島県立近代美術館 展示室3

■デザイントーク/小泉誠
日時:2016.7.23 14:00-15:00
場所:徳島県立近代美術館 3階講座室
問合せ:088-668-1088

地味のあるデザイン展のトーク


昨日はBC工房で行われている「地味のあるデザイン展」のイベント日。一部で中野照子さんの仕切りでギャラリートーク。そして二部では18年前にBC工房の主、鈴木恵三さんの声がけで行われた伝説?の「星亀椅子ワークショップ」のメンバーが集まっての話。編集者の内田みえさんの素晴らしい仕切りで南雲勝志+村澤一晃+小泉誠のデザイナーと星亀椅子工房のメンバーの対談。あのワークショップが我々にとってかけがえの無い時間だったことを改めて実感しました。「地味のあるデザイン展」は7月18日迄です!

川越氷川神社「屋台」


折形デザイン研究所のお声がけで川越氷川神社に関わらせていただいています。ここ数年で「むすびcafe」「境内サイン」「傘立て」「神棚」など様々なアイテムを形にしました。今回は境内での祭事につかう「折畳式屋台」と「駅弁式屋台」のふたつが二年がかりで完成しました。「駅弁式屋台」は境内での新たなコミュニケーションを生みそうですし「折畳式屋台」は新たな構造を模索し渾身のプロダクトになりました。

Living Art in OHYAMA 2016 キックオフ


週末は富山のLiving Art in OHYAMA 2016 キックオフミーティング。富山大、東京理科大、武蔵野美術大学の3校が集まりワークショップ、施設見学、冒険道具コンペ選定、アートマーケットプレゼンと慌ただしい一泊二日の合宿でした。梅雨なのに炎天下での塀作りワークショップも無事に完成。施設が見違えるようになりました。

ASAHIKAWA DESIGN WEEK


明後日からASAHIKAWA DESIGN WEEKが開催されます。数年前からお付きあのある大雪木工さんと昨年から活動を始め今回初めて旭川のイベントに参加します。参加と言っても新作は無く、ここ数ヶ月話をしてきた成果として「大雪木工の大切プロジェクト」として活動報告をさせていただきます。大切プロジェクトから生まれたワークショップ「箱」や、大雪木工名物の「ジンギスカン」も用意していますのでお楽しみに。

「大雪木工の大切プロジェクト」
会期:2016.6.22-26
場所:大雪木工

巡業三昧


ライフスタイル展が終わってホッとしてる間もなく、徳島ワークショップ+徳島近代美術館、大阪kaico cafe現場通い、大学のオープンキャンパス、漆+素材=性能の終了、つくばの木工所、高岡のパイプ工場と、飛び回っています。明日からはLiving Art in OHYAMAのキックオフミーティングです。

kaico cafe


戦後間もない大阪の町家を改装してkaico cafeをつくっています。工事を進めるたびに現れてくる時代の痕跡を足したり引いたりと臨機応変な編集作業が続きます。現場も雨漏り修繕、設備入れ替え、構造補強とようやくスタートラインに立てた状況です。オープン予定はは7月中旬です……。

Interior Lifestyle 2016

昨日から東京ビックサイトでInterior Lifestyle 2016が開催中。今年も幾つか関わりました。会期は明日迄です。
■能作:会場デザイン
■家事問屋:会場デザイン+新製品(スパチュラ3種+ホットサンドパン)
■e-oct:新製品(スポンジワイプ「礎」)

kitokiで福山


最近の若葉家具は箱物屋さんなのに椅子を大量に製造中。箱物屋さんでも丁寧な仕事で座り心地の良い椅子が出来上がります。ミーティングでは幾つかの模型と図面をもとに今シーズンのビジョンがみつかりました。

BC工房で設営完了!


本日からBC工房ふじのリビングアートギャラリーで「地味のあるデザイン展」が開始しました。一昨日は朝から設営作業。BC工房のスタッフと元BC工房のAランチの二人も応援設営で作業は順調に進みます。昼食は店主の鈴木恵三さんの賄い飯の牛丼。昨日の賄い飯の角煮も混ざりかなり美味しいランチでした。展覧会は7月18日までですので初夏の藤野を堪能してください。

設営完了!


明日から始まる「漆+素材=性能」展の設営が無事に終わりました。素材の新たな可能性が垣間見れたら幸いです。

漆+素材=性能


展覧会の企画を行いました。漆という素材を高級素材としてではなく日常の素材として捉え、ステンレス.土.硝子.竹.布.木.真鍮.紙.板.革.石.樹脂と12の素材に漆を施す事で生まれる「性能」に目を向けています。友人の桐本泰一さんと6ヶ月をかけて準備と実験を重ねた渾身の展覧会です。また展覧会後半では「漆+木=保温」という性能を活用したアイスクリームカップをデザインして発売します。せひとも会場に脚を運んでください。

■漆+素材=性能(伝統の未来|06|漆)
会期:2016年5月18日(水)-6月13日(月)
   午前10時〜午後8時・最終日午後5時閉場・入場無料
会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
主催:日本デザインコミッティー
企画+会場デザイン:小泉誠
監修:桐本泰一
協力:高岡市デザイン・工芸センター/富山県総合デザインセンター
   輪島キリモト/佐久間年春/菅原工芸硝子/山口信博/日本デザインセンター

地味のあるデザイン展


昨年出版した書籍「地味のあるデザイン 」にちなんだ展覧会を開催します。会場となるBC工房ふじのリビングアートギャラリーは、アートと生活用品と無国籍をMIXした不思議なギャラリー。芸術の町<ふじの町>に2015年7月オープンしたばかりです。
トークイベントでは小泉が家具デザインに向かい合うきっかけとなった「星亀椅子ワークショップ」に参加していたメンバーが集合してデザイン談義を行います。

■地味のあるデザイン展
2016年5月20日-7月18日の水・金・土・日曜日(最終日7月18日はオープン)
BCエ房 ふじのリビングアートギャラリー
神奈川県相模原市緑区牧野4707

■トークイベント
2016年7月2日
1.13:30-14:30
 こいずみの素ギャラリートーク
 小泉誠×中野照子
2.15:00-16:30
 1999年の星亀ワークショップ
 進行:内田みえ
 南雲勝志.村澤一晃.小泉誠.長町美和子.星野勇

今年のmilan


宮崎椅子製作所のミラノ展が終わって随分が経ちますが今年の様子をお知らせします。今年は宮崎椅子製作所の代表的な椅子「pepe」と「UU」を中心にデザインの系譜を伝える展示。会場はダンボールの柱を並べて大きな二枚の曲面で仕切っただけの空間に4つの領域を作り系譜を伝えてきました。

Living Art in OHYAMA 2016


今年のLiving Art in OHYAMA の準備が着々と進んでいます。小学生以下対象の「木でできた冒険道具」のデザイン募集も開始しました。また新たなHPも出来上がり既に富山は盛り上がってきています!

Carlo Scarpa

ミラノでの休日を利用してベネチアでスカルパの2作を探訪。olivettiのショールームは現在はスカルパの建物を見せる有料施設。スカルパらしい手間ひまを掛けた秀作で、空間が保存される理由が分かります。美術館ではインテリアとランドスケープのデザイン。機能のためのディテールに「これでもか!」というくらいの情熱を傾けています。その結果、持続可能な空間となり現在に至っているということです。
(写真後日UP)

Aldo Rossi + Gio Ponti


ミラノで会期前の時間をつかってちょっと寄り道。今回はアルドロッシの集合住宅とジオポンティーの教会。集合住宅はアルドロッシの理念とともに強い感覚を感じる良い空間。ただ、建築と人の関係を気にしていない様が1970年という時代を感じます。ジオポンティの教会も随所に個性を感じながらもコンセプトが勝る建築。この建物も1966年完成と集合住宅と同時代の建築。