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旭川大学の磯田ゼミから生まれた「君の椅子」プロジェクトに関わり子供椅子のデザインをしました。「君の椅子」は、木工の町東川町で生まれた子供に、地域の素材で地域の職人さんがつくった椅子をプレゼントするという企画です。デザイナーは毎年交代で、今迄には建築家の中村好文さん、地元デザイナーの伊藤千織さん、アーティストの前川秀樹さんが関わってきました。そして今回デザインを担当して幾つかの提案をしています。
1.生まれたての子供が使う前にお母さんが使える。
2.素材を森の中からだけでなく町の中の素材を考える。
3.椅子に使った山桜の苗木を一緒にプレゼントをして森と道具の関係を学び楽しむ。
4.最後の仕上げを子供の家族に関わってもらい、かけがえのない椅子にする。
こんなことを考え、地元の木工家大門親子と関わりとても気に入った椅子が出来上がりました。そして昨日、旭川美術館でお披露目と最初の子供への贈呈式が無事に行われました。