domusのwebページに宮崎椅子製作所のミラノでの様子をレポートしていただきました。10枚の写真をめくると会場設営の風景が見る事ができます。和訳は下記になります。
■建築のプロジェクトの様な造作
新しいもの、革新的な物を創造しながらも毎日の生活において人々に喜んで気に入ってもらえる様な快適な椅子を提供する。これが宮崎椅子製作所のフィロソフィーです。彼らの主旨はデザインとテクノロジーをマッチさせしかもクリエイティブでプロダクティブな木製の椅子作りです。その目標に向かって10のテーマの基準を設けています。くむ、まげる、組み立て式、つなぐ、日本の素材、選べる、はる、けずる、かるい、ながもち。この10のテーマはデザインの発展性においてデザイナーと職人達が研究していくワークショップスタイルにも機械で作られた製品が最後に手によって仕上げられるプロセスにも現れているわけです。我々はFuori Salone2015の彼らのショールームの準備中にお邪魔して、展示段階の魅力的な手段とメソードを捉えながら撮影が出来ました。組み立て、釘打ち、ライトの設定、スペースの測定と配分が十分に検討されながら完成していきました。この作業を「組立て準備のポリシー」と一言で片付けるにはふさわしくなく、むしろアーティストがジェネレーションに影響を与える力とクオリティーを生み出す企画と実践…それがスペースの存在感を超越した物を創り上げている、と表現する方がふさわしいと思います。
「空想するだけでなく、歩いてみてその中で感じることは大きい」