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安野光雅さんの全国巡回展も、長崎歴史文化博物館で2カ所目の展示が始まっています。初回の島根で使う事が出来なかった箱形のサインや木製のキャプションも初お目見えで、当初考えていた計画通りの展示が出来ました。この箱形サインは項目分けの立体サインとして点在していると同時に、展示している原画の絵本が納まる書棚兼机にもななっています。つまり、サイン+書棚+書見台の3つの機能を兼ねています。その他にも書棚+ベンチや、親子がコミュンーケーションを取れるような仕掛けも仕込んでいます。この箱型サインの制作はA-craftの伊藤さん達。写真の壁面キャプションはテーブル工房kikiさんの制作。絵本「ふしぎABC」の現物制作は木工家の藤崎均さん。子供椅子はKoizumi Studioデザインの無印良品の椅子。そして、これも今回初お目見えで、絵本「旅の絵本」に登場している旅人のミニチュア(体長2cm)を小泉ゼミ卒業生の佐藤大地がつくってくれました。この旅人はさりげなく原画の額縁に座っている為、知る人ぞ知る密かな話題となっているようです。
■安野光雅の絵本展
長崎歴史文化博物館
2011.4.16(土)-6.5(日)
8:30-19:00