30年前、恩師の中村好文さんから誘われ、ツリーハウスづくりで長野の小諸に通い続けた。その木の持ち主が木工作家の村上富朗さんでした。村上さんはウィンザー家具やシェーカー家具の印象が強いのですが、ニューヨークでの修業時代にはドナルド・ジャドの家具を作りコンテンポラリーな世界も経験しています。3ヶ月程前に中村さんから電話をいただき「村上さんの展覧会をしたい!」とのことで中村さん、佐藤重徳さん、入夏さんとともに南青山ライトボックススタジオでの展覧会の準備を進めています。既に使い手のもとに旅立った椅子達30脚が、再びひとつの場所に集ります。椅子に加え村上さんもこの展覧会に集る予定でしたが、残念ながら7月3日に亡くなられてしまいました…..。この展覧会がお別れの会になりますが、製作映像や型紙、道具などとともに村上さん空気を醸し出せればと思っています。
初日の17日16:30からは、中村好文さんを中心にトークイベントが行われますので、多くの皆さんに是非とも見て聞いてほしいと願っています。
■村上富朗の「木の椅子たち」展
2011.7 17(日) 14:00-19:00
18(祭) 12:00-18:00
ライトボックススタジオ青山2F
東京都港区南青山5-16-7
tel 03-5464-5628
協力:三春堂
展覧会実行委員:中村好文、小泉誠、佐藤重徳、入夏広親、谷進一郎
■トークイベント(ドリンク付き)1.000円
2011.7.17(日)16:30-17:00頃/その後18:30まで屋上で懇親会