今年最後の現場は箱根湯本、菜の花展示室の隠れ部屋。小田原の若手頭の芹沢棟梁の段取りと現場の環境づくりに感心。作業机や工具棚などを仮設につくって工房化していました。この隠れ部屋は小さな部屋ながら密度の濃い計画となっています。身時かな素材をとにかく手間ひまかけて空間を作っていきます。さらにいつもながらの逃げのない納まりなのですが、芹沢棟梁の心意気ですんなりと話が進みます。設備やその他のサポートをしてくださる東海建設さんの職人さんたちもとても意識が高く、打ち合わせも気が付くと5時間が経過していました。この日は、現場に貼る和紙と古材を決める為に菜の花の高橋台一さんの倉庫にも侵入。相変わらず魅力的な古道具や古材が満載。現場で使う床板もインドネシアでで買って来たというサイズも雰囲気もぴったりな板に出会うことが出来ました。