「雑貨カタログ」が毎年行っている「雑貨オブザイヤー」の人物部門に選んでいただきました。審査員はカメラマンの小泉佳春さんなどです。ただ、残念ながら受賞コメントが、編集途中の手違いで違うコメントになっています。ここであらためてコメントを出させて頂きます。これは我々が「雑貨」という言葉に対する大切な思いです。
「道具のデザインをする立場から「雑貨」という言葉が大嫌いです。たしかに雑貨屋さんを覗くと「雑」に作ったものが数多いのですが、多くの手で丹念につくられた道具に「雑」がつく事が許せないのです。名前にこだわる訳ではありませんが「雑貨」という言葉がまだまだ成熟していないのかもしれませんね。雑巾、雑煮、雑草のように新たな価値観を持つ時がいつかくることを願っています。勝手な愚痴をこぼしておりますが、今回多くの皆様に支持を頂きとても嬉しく思っております。ありがとうございました。」