今年も高岡クラフトコンペの審査員を仰せつかり高岡入り。今回が25回目となり四半世紀の節目の年です。高岡クラフトコンペは昨年からコンテンポラリークラフトとファクトリークラフトという二つのカテゴリーを設け先進性のあるものと日常的なものとをはっきりと違う評価軸で評価できる様になり内外ともに分かりやすいコンペティションになって来ました。今年も二つの評価軸に適った秀作がいくつもあり議論の多い良い審査会となりました。そしてこの「議論」こそがコンペの重要な財産ですので、昨年からはこの議論を記録して図録に公開して、風通しの良さと同時に「高岡基準」という価値観がなんであるかを伝え、将来に繋がるコンペティションに成りつつあります。