Works > 2017 花びら定規
武蔵美の小泉ゼミの最初の課題は、定規づくり。
長さや重さを測る定規ではなく「感覚」を測る定規です。サイコロ状の木塊の12の角に0.5mmピッチで0.5-6R(半径)を自ら削り、触った感触を数値化して図面に書き込める道具です。感触に意識を持つと同時に加工時に木の小口とコバの硬さの違いや匂いを経験できます。そして、この定規を正確に作るために角のR(半径)を計測する道具が「花びらR定規」。身近な感触を測る事にも使えて、とても便利でマニアックです。この「花びらR定規」でクルクル回るアニメーションを作ってくれたのが、テーブル工房kikiの染ちゃん。こちらもかなりマニアック。