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テーブル工房kikiが求人募集!

木曜日は岐阜県付知のasahinekoプロジェクトのミーティングと忘年会。結成3年目にしてじわりじわりと伝わり始めています。金曜日は恒例の徳島ワークショップ。初日のテーブル工房kikiでは、地元のコミュニティー施設の為のデスクやテーブルのデザインを原寸で確認。テーブルの天板をどれにしようかと材料庫を覗きにいったところ、2.000mm×6.000mmの巨大な「板」を発見。なにやら先月市場で手に入れて来たとのこと。ともかく今迄見た「板」のなかで最大の大きさで、この板一枚を敷いた一枚板フローリングの空間を作りたくなる程でした。それからテーブル工房kikiでスタッフ募集を行っています。詳しくはテーブル工房kikiのHPに出ています。

諫早

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長崎の諫早に向かっています。宮崎椅子.kitoki.asahinekoなどなど、沢山扱って頂いているイズミファニチャーのイベントへの参加です。お店では「小泉誠の仕事展」も開催して頂き、夕方からはトークイベントも行われます。

K2

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長友啓典さんと黒田征太郎さんの事務所K2が拡張するとのことで事務所のデザインをさせて頂きました。今回はVEGAの貫場さんが考案した杉の木ブロックを活用して、いつもの「箱」と合わせただけで空間から収納、テーブル迄全てを構築。木ブロックの大きなパーティーションはLiving Art in OHYAMAで建築家の広谷さんが考えた仕組みをカスタマイズして使用。森の中に居るような軟らかい空間が出来上がりました。製作は富山の柿谷藍くんと短期修行中のLiving Art出身者の吉川くんと小泉ゼミ卒業生の草ちゃん。現地の組立てには貫場さん+Koizumi Stuidoスタッフに加え小泉ゼミ生も参加。500個のブロックの搬入と組み立てを行い一日半で一夜城のように働く環境が出来上がりました。

発泡スチロール

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発泡スチロールを使っての空間つくりを15年もつづけています。その素材提供をお願いしているのが相模原の川村さん。今年は富山や金沢迄資材を手配していただきました。久しぶりに工房にうかがい発泡スチロールの現状等あらたな情報を教えていただきとても勉強になりました。

高岡クラフトコンペ2011

今年も高岡クラフトコンペの審査員を仰せつかり高岡入り。今回が25回目となり四半世紀の節目の年です。高岡クラフトコンペは昨年からコンテンポラリークラフトとファクトリークラフトという二つのカテゴリーを設け先進性のあるものと日常的なものとをはっきりと違う評価軸で評価できる様になり内外ともに分かりやすいコンペティションになって来ました。今年も二つの評価軸に適った秀作がいくつもあり議論の多い良い審査会となりました。そしてこの「議論」こそがコンペの重要な財産ですので、昨年からはこの議論を記録して図録に公開して、風通しの良さと同時に「高岡基準」という価値観がなんであるかを伝え、将来に繋がるコンペティションに成りつつあります。

展示会什器をお譲りします。

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松屋銀座デザインギャラリー1953で開催中の「モノの記憶を手繰って展」の展示什器をご希望の方にお譲りします。この什器は東北の杉パネル(集成材)を使いその後の素材活用を考えているのですが、もし什器として使用していただける方がいらっしゃるようでしたらお譲りしたいと思っています。サイズはW1500×D500×H900で天板が透明ガラス、その下150mmの所に乳半アクリルの天板があり内照式で行灯のようにアクリル天板が光る什器です。会期は月曜日までとなりまして下記の条件で希望を募ります。
●7日の搬出後引き取り可能の方。(郵送も可能/有料)
●什器一台につきギャラリーの活動費として若干費用を頂ければと思っています。
取り急ぎ、ご興味のある方はjdcommi@yb3.so-net.ne.jp日本デザインコミッティ事務局/土田までメールを頂ければ対応いたします。
PHOTO/ナカサ&パートナーズ

会場構成

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IFFT/kitokiとAXIS/宮崎椅子製作所の展示会も連日大勢のみなさんにいらして頂き多くの縁を頂いています。昨夜の宮崎椅子製作所のプレオープンは取引先の皆さんを主としたパーティーでkitokiのメンバーも含めて九州から北海道まで沢山の販売店仲間の皆さんが集って頂き大盛り上がりの夜となりました。会の終了後片付けをして宮崎スタッフと内輪で一杯と思いAXISの出口に出たところ、販売店仲間20数名が外で待ち構えてくれて再び大宴会となりました。本当にありがたく嬉しい会でした。さてIFFT/kitokiとAXIS/宮崎椅子製作所ともに明日迄の会期になります。そして2会場とも会場構成を担当していまして、kitokiは4mの赤い壁、2.7mの白い壁、1.8mのピンクの三枚の壁のみの構成で4メーカーのアイテムを編集。IFFTのメイン入口際の場所ということもあり「囲う」のではなく「仕切る」空間をつくっています。宮崎椅子製作所はAXISの床/壁真っ白の空間に、3枚の大きな杉パネル+光のみで空間を構成。2枚のパネルは高さの違う床となり椅子のステージに。1枚は壁面となり今回の主役である「ノックダウンチェアー」の背景として利用し、その裏側をカウンターとして機能させています。「杉」の役目は真っ白い空間の中に「日常」を感じさせるものです。
それにしても今年は「会場構成」の仕事がいつも以上に多かった一年です。「安野光雅展」「加藤久仁生展」は作家の作品に惚れ込み、ぜひ伝えたいとの思いで進めた仕事。そしてその他10数件の会場構成は自らの製品を伝える為の仕事。どちらも思いを込め手塩に掛けることで気持ちが伝わるんだなとあらためて実感です。

IFFT interiorlifestyle living 2011 / kitoki

今年も11月2日から4日迄、東京ビッルサイトで IFFT interiorlifestyle living 2011が行われます。ことしの参戦はkitokiのみですがメインエントランスを入って直ぐ正面のとても良い場所になっています。今回のkitokiは殆ど新作のお披露目となりそうですので乞うご期待です。そして会場デザインも元気で明るい印象のブースとなっていますのでどうぞお楽しみに!
■ IFFT interiorlifestyle living 2011 / kitoki
2011.11.2(水)-4(金) 10:00-18:00 (最終日は 17:00まで)
東京ビッグサイト/東ホール

宮崎椅子製作所 の新しい椅子

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慌ただしい一週間もようやく終わろうとしています。十和田市現代美術館ではゼミ生とともに「十和田市のアート構想とその後の進展について」の講座を美術館の佐々木さんから伺いアートの役割を再認識。京都の鹿目尚志さんとの座談会では鹿目さんの「造形」に対するお話に今のデザインに欠けているところをつくづく感じ、青山での原研哉さんとファブラボの田中浩也さんとの対談ではファブラボの必要性を改めて確認でき今後のデザイン活動に勇気をもらいました。なにはともあれ勉強になる週末でした。さてさてホッとしている間もなく巷ではデザイン週間となります。新宿伊勢丹新宿店ではDESIGNTIDE TOKYO 2011の一環として「宮崎椅子製作所のモノづくり」が期間限定で売場が出現。伊勢丹オリジナルファブリックを着た元気な表現で宮崎椅子の椅子達が並んでいます。同じ売場では「小泉誠とつくるテーブルウエア」と銘打っていただき、min(硬質陶器)テーブル工房kiki(木)asahineko(針葉樹)minotake(竹)等にドナさんの愉快なぬいぐるみやファブリックが設えられとても楽しい売場になっています。こちらは10月26日から11月8日までとなります。
そんな最中に「宮崎椅子製作の新しい椅子」が六本木AXISにて行われます。3年前にカタログを作ってから以降の椅子と、今回の為に3人のデザイナーがノックダウンチェアーに挑戦をしていまして、このプロトタイプをお披露目できる予定です。
■宮崎椅子製作所の新しい椅子
2011.
11/3 10:00-20:00
11/4 10:00-17:00
AXIS Gallery SYMPOSIA
東京都港区六本木5-17-1AXISビルB1F

十和田ー京都ー東京ー大阪

一昨日迄遅い夏休みを頂いていました。十和田湖の紅葉を堪能して十和田市現代美術館の「加藤久仁生展」へ。この日は来場者10.000人を超えそうとのことで朝から新聞記者が詰めかけていました。夏休みと良いながらも明日からの撮影の下見とメンテナンスをする場所の確認作業となりました…..。ということで明日から再び十和田に向かい撮影と武蔵美の小泉ゼミのゼミ合宿も兼ねてとなります。十和田のアート構想は着実に成果を上げていますので是非とも学生のうちに体感すべきです。次の日は京都でパッケージデザイナーの鹿目尚志さんとのトークイベント。朝には都内にもどりHOUSE VISONで原研哉さん田中浩也さんとディスカッションを行います。そして午後には「灯しびとのつどい」で大阪に入ります。どれもこれも興味深いイベントになると思います。興味のある方はぜひとも参加してみてください。

公長斎小菅 +ambai

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公長斎小菅の撮影で昨夜から京都入り。いつもながらナカサ&パートナーズの辻谷さんに深夜まで頑張って頂きました。来週の十和田市現代美術館の撮影もお願いしているので連チャンでの撮影巡業です。今日は朝から公長斎藤小菅のサイン取り付けから始まりkitoki.kaicoと打ち合わせが続いています。夕方からは賀茂川の床でキッチンツールambaiのお披露目会。既に新宿伊勢丹で先行発売をしていますが今回が本格的なデビューとなります。お披露目会にはフォームレディ竹原隊長のお声掛けのもと堺.関.付知.燕.東京から職人さん達、大阪.京都.香川.福岡などから販売店の皆さん。そして地元京都の公長斎小菅さんのものづくり仲間に旧友の吉田さんも加わり、熱く嬉しい夜となりました。

TAKEO PAPER SHOW 2011「本」

今年のTAKEO PAPER SHOW のテーマは「本」。2011年時点で「本」を考えるため、多様な領域で活躍している78名の識者が、自身の「本に対する考え」を託すことができる1冊の本を呈示し、本に関する所感を400字程度のエッセイとして執筆します。これらの本とエッセイが1冊の本にまとめられ、「紙の本の可能性を拓く本」として刊行されます。 この78人のメンバーの一人として参加しています。
■TAKEO PAPER SHOW 2011「本」
竹尾 見本帖本店 
2011年10月20日(木) – 11月4日(金)
10:00-19:00 (会期中無休/日曜祝日は18:00まで)

生活工芸「作る力」展

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10日から金沢に入りようやく戻ってきました。金沢での「作る力」の会場設営もかなりタイトなスケジュールではありましたが、スタッフの段取りと武蔵美小泉ゼミの活躍のおかげで無事に出来上がりました。この展覧会は「生活工芸」というカテゴリーを銘打つ事で、日常の生活道具への意識を見直そうという工芸の街金沢ならではの活動です。今回選ばれた10名のうち6名が個人作家、4組がデザイン系。作家とデザイナーとの大きな違いは、作家の形はモノが出来上がる瞬間に立ち会い素材と対話しながら作ることが出来、デザインの現場では作る瞬間に立ち会えないものの、生産/販売/デザインというチームとして出来上がる形ががあり視点の違うモノの力があるようです。どちらにしても今回のメンバーのように、ものづくりへの確固たる信念と執念があってこそ「作る力」になるんだなと確信できました。我々の会場構成は参加者の道具を石村由起子さんがスタイリングする住居的空間と、10名の作家が各自の個性を出せる環境づくり。住居的空間では段ボール箱を利用。再生紙を使った段ボールは或る意味「古道具」でスタイリングで使う道具と馴染みます。作家ブースは発泡スチロール。真っ白な素材で作家の個性を際立てながら各作家の距離をプログラムしています。どちらの素材もショートサイクルで利用できる素材で殆ど空気。少ない素材で空間を構築しています。そして400個の段ボール箱はスタッフと学生の手によって丹念に積み上げられ、この空間自体が我々の「作る力」でもありました。

こいずみ道具店 8周年

8年前の10月10日に「こいずみ道具店」が開店しました。様々な地域の様々な人と素材と関わって出来上がった道具をきちんと伝えたいと言う思いから始めましたが、この場で出会った方々から教わる事のほうが多く、道具店を開いて本当によかったなと思っています。ただ、最近はものづくりにかける時間を取ることを優先したために開店する日が少なくなりご迷惑をかけることも多くなり心苦しい次第なのですが、生産者との時間を取ることをこそが今大事だと思っていましてご理解いただければと思っています。今日も生活工芸展「作る力」で金沢入りしています。これが終われば落ち着くと思のですが….. 兎も角この様な状況で応援してくださる皆さんも多く心から感謝しています。これからも新たな活動を積極的にして行きますが、どうぞよろしくお願いいたします。

徳島ワークショップ

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一昨日の寒さで右足の古傷がシクシク痛み出しています。若い時にスポーツで無理をするとしっぺ返しがきますね。さてさて2ヶ月に一回の徳島ワークショップです。宮崎椅子では11月にAXISで「新しい椅子展」の最終打ち合せ。会場案の打ち合せもありますが新しい椅子の試作確認でOKが出ないと「新しい椅子展」になりません…..。そらから来年4月の展覧会の本格的な打ち合せと、またまたミーティングで終わりそうです…..。テーブル工房kikiでは住まいプロジェクトが進行中。そろそろ工事にかからなくてはいけないのですが、施主さんがなんだかのんびりしています。

Structural chair

武蔵野美術大学空間演出デザイン学科の小泉ゼミ4年生が「Structural chair / 展」を行います。この展覧会は4年生最終課題「構造的椅子」の成果発表です。今回の課題のルールは
●36mm×39mm×4.000mmの垂木1本のみ使用
●座面のみt12mmの合板使用
●座面は400mmに接していること
●背の高さは300mm以上
●接合部は木ビス止め
●15°傾けても倒れない
●人が座っても壊れず心地いいこと
と、接合部の強度で形を保つのではなく骨格が構造的である椅子の課題です。ゼミ生16名が沢山の構造形態を模索+共有した結果、かなり興味深いかたちも出来上がっています。そしてこの展覧会のための展示計画,DM,ポスター.図録など一通りのツールも完成し良い成果が出ているようです。展覧会は今日から3週間図書館で行われます。一般の方が新図書館に入れるチャンスでもありますので、是非覗いてみてください。

KYOTO-TOKYO

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来週から金沢21世紀美術館で始まる「作る力」展の準備が佳境に入っていまして「こいずみ道具店」を開く日が少なくなりご迷惑をお掛けしています…..。そんな最中、4日にプレオープンを迎える公長斎藤小菅(京都河原町三条)の現場でKoizumi Studio製の暖簾とサインの取り付けと照明デザイナーの佐藤政章さん自らライティングを行いました。丁寧なライティングのおかげですっかり店の質が上がり空間の準備が整いました。お店の設えは小菅さんと若いスタッフの皆さんが頑張り中で、こちらも良いボリューム感で素敵な印象になりつつあります。正式オープンは8日です。

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2泊5日の弾丸ツアーも終わりマルペンサ空港でのんびりしています。羽田出発直前にiPhoneの調子が悪くなり貫場さんに迷惑を掛けながらもApple SHOPに駆け込み無事に復帰。ともかく海外ではiPhoneが欠かせません。ハンディパソコンの役目はもちろんmap機能が本当に充実していて役立ちます。どんな街でも怖いもの知らず。いつの間にかmapのブックマークには美味しいお店が溜まります….
さて、今朝は時差ぼけ解消の為4時から散歩。絶妙なライティングがされたジオポンティーの建物を横目に町中を歩いていると至る所にエンツォ・マリがデザインをした明石焼のような車止めが点在。計算された機能形態でありながら町並みに見事にとけ込んでいます。良いデザインは環境との関係をデリケートに考えてることを痛感します。

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中央駅の駅前の宿を出発。駅前のジオポンティーの建物は本当に美しくこの時代の新建築の原形だとあらためて実感。展覧会場の現場調査も無事完了。edraのショールームの裏路地に面していて、人通りは少ないながらも良いギャラリー。これから構想を練ります。その他市内のショップやギャラリーの視察。良くも悪くも個性がはっきりと市場に出ている姿がこちららしい。夜は村澤デザイナーとニルス+猪田デザイナーと共にムール貝とボルチーニのリゾット。美味い!

Hong Kong

羽田で台風15号が直撃で足止め3時間。なんとか香港に到着でこれからミラノに向かいます。香港の空港は数年前と比べると段違いのきれいさ、そしてヨーロッパスタイルながらもホスピタリティのある計画がなされていて、新羽田国際空港のおかたい計画が情けなく感じます。まだまだ荒さは感じますがデザインを受け入れ活用する環境がこちらのほうが整っているようです。