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最新10件 過去のニュース: タイトル一覧 月別一覧

milano

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慌ただしい日々がなかなか止みません…..。ありがたい話です。来月12日から金沢21世紀美術館で始まる「作る力」展もようやく会場構成の段取りが付きました。そして今日から暫くミラノに行ってきます。徳島の宮崎椅子製作所との取り組みで2泊5日の弾丸現地調査ツアーです。という状況なのですが台風がこちらに向かってまっしぐらです。先日の台風の時は徳島のテーブル工房kikiさんとの打ち合せの予定が飛行機の欠航で来徳できず、なにやら徳島勢との仕事は嵐を呼ぶみたいです。今朝はこれから相羽建設のほぼ最終検査。その後六本木のK2で長友さん貫場さんと新プロジェクトの打ち合せ、そして夕方の便で香港を経由して向かいます。

モノの記憶を手繰って 2

9月21日から松屋銀座のデザインギャラリー1953で「モノの記憶を手繰って 2」が始まります。2回目の今回は、喜多俊之.北川原温.小泉誠.黒川雅之.隈研吾.松本哲夫.松永真.面出薫のメンバーが、幼少期に影響を受けたモノと、その後感じたモノと言葉を対比してメンバーの人となりを伝えます。展覧会場は小泉が担当、会場グラフィックデザインは平野敬子さん。会場は東北の杉材を使用して大切なモノと記憶をしまい込む「箱」を作りほのかな光とともに展示をしています。この展覧会はデザインコレクション売場の改装記念展になっていますので、改装されたデザインコレクションの売場も是非ご覧下さい。
■モノの記憶を手繰って 2
2011.9.21-10.17
10:00-20:00
入場無料
松屋銀座7F デザインギャラリー1953
●10月15日16:00からは、黒川雅之さんと小泉のギャラリートークが行われます。

関の包丁

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次回の翼の王国のコラムの取材で岐阜県の関に。次の素材の素は「ステンレス」で8月末から発売されたambai包丁の製作スタッフが関に集合。大阪からはフォームレディーの竹原さん、馬場刃物の馬場さん。関では兼次の河村さんに岡田木工の岡田さん。包丁の完成品は見ていたものの、最終製品の為に製作した治具や型や砥石などを拝見して改めて包丁づくりの奥深さと意識の高さに関心してしまいまいました。出来上がったambai包丁は8月末から伊勢丹新宿店で先行発売で順調なスタートを切り、10月からは様々な店頭にならぶ予定です。

Tシャツ人間

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今年のLiving Art in OHYAMAは沢山の人たちが参加!? じつはこれスタッフTシャツの展示です。昨年から学生スタッフが各自で工夫を凝らした個性的なTシャツを作成してスタッフTシャツとして着ていました。これも日常の衣服に意識を込めたリビングアート。ということで昨年のTシャツ24枚を人形のボードに着せて会場中を歩かせています。この昨年のTシャツ+今年のスタッフが着ているTシャツが加わり賑やかな会場となりました。ちなみにこのボードは模型に使うスチレンボードで展示に使われなくなればその後は模型材料として使え、足元のソックスのような金物は既製品のブックエンド。こちらもいつかは本来の使い道で活躍してくれるでしょう。

加藤久仁生展

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一昨日から会場設営。東京からA-craftの伊藤さんチーム4名とKoizumi Studioが集結。昨夜遅くに作業も無事に終了し、加藤久仁生の世界を素敵に表現できました。4ヶ月前に朝日新聞社の草刈さんから依頼をいただき「つみきのいえ」に感動。映像を何十回見続けたことか。そして加藤さんのコラム「あとがき」にも感動。加藤さん達と呑ミーティングを重ね、原寸模型での様々な検証。テーブル工房kikiの「つみきのいえ/積木」、小泉ゼミOB佐藤大地のおじいさんのフィギア、山口信博さんのサインデザイン、美篶堂の「あとがき製本」も皆秀逸。皆さんの力と気持ちが繋がった本当に良い展覧会になっています。ちなみに図録デザインは祖父江慎さん。会期は4ヶ月とロングランになりますので、この機会に是非十和田へ足を運んでいただけたらと思っています。

十和田市現代美術館

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昨夜から加藤久仁生展の設営で十和田市現代美術館入り。折形展の会場設営以来3年ぶりです。会場には「つみきのいえ」の印象から段ボール箱を積んだ巨大壁を作っています。この壁は動線の操作と作品を日差しから守る役目も担う大切な壁です。現在Koizumi Studioのスタッフと共に120個の箱を積んでいる途中ですがとても良い空気感が出て来ています。会場通路では加藤久仁生さん本人が壁面にライブペイント中。この壁画は会期中数回書き足されていきますのでこれまた楽しみです。

●「白の茶室」と「木と土の茶室」

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Living Art in OHYAMA 2011が終了して早くも10日も経ってしまいました。毎年6月から貫場さん広谷さん小泉の3人が中心となり準備を進めているのですが、なにせまとめる作業が山ほどありまして、あっという間の3ヶ月。本番終了後は精魂尽き果ててしまいます…..。そんな状況でLiving Artの報告が毎年遅くなります。さて今年は冬の雪ブロックから始まり、貫場さんが日々手塩に掛けて来た土ブロック、そして木のブロックも加わり広谷+貫場チームによる「土と木の茶室」がお目見えしました。ブロックの存在感+ほのかな光のバランスが心地良い絶妙な空間になっていました。そしてKoizumiチームは冬に雪で製作した「雪景庵」のオマージュとして発泡スチロールでできた「白の茶室」をつくりました。木.土.雪と比べると「自然の素材ではない?」と思われるのですが、発泡スチロールは石油から出来る訳ですから「地球の素材」なんです。今では柑橘系の皮油でエネルギーコスト0で再生でき、今回もサンキストレモンの皮油を壁面に振りかけ雪解けの表情を造形しました。立礼台は立山の山から海へ流れる川をイメージして川下に茶席を設け、長友啓典さんの「鮎」の絵がこの川を上るように向かい、その絵に伊集院静さん「are you lover」の書が加えられた掛け軸が設えてあります。茶会は広谷さんの奥様の順子さんにより厳格かつ愉快に進められました。ちなみにこの茶室は炎天下の中日陰で風通しがいいもので「通風案」と命名しようとしたのですが、何やら足先の痛みを思い浮かべる人がいるらしく公の名前は断念。といいつつも隠語で「二二」と命名。さてどんな意味かわかりますか?

Plantation 所沢西武

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Plantation 所沢西武店が9月1日に無事オープンしました。いつもながらの杉、古材、漆喰紙、の組み合わせに、真っ白い樹脂の天板と濃茶のソファーが加わり、軽やかでシックな空間に出来上がりました。

miyakonjyo product

小泉が一番古くから関わっているmiyakonjyo productのHPが新しくなりました。comisenシリーズやTETSUBOシリーズも定番アイテムとして定着して、街中でも頻繁に目にするようになりました。小さな工場で地道に丁寧なものづくりをつづけているので、心の通った製品をお届けできると思います。

月末

8月も早いもので最終日。リビングアートも何時もながらの熱い暑い数日間を無事に終了し、達成感と倦怠感でいっぱいです。リビングアートの報告は改めてとして、夏休みの宿題がまだ終わらぬ状況で早速飛び回っています。ご近所小平では相羽建設のコミュニティスペースを建築家の伊礼智さんと計画中で昨日も現場で長ーい打ち合わせでようやく現場との一体感が見えて来ました。今朝はあさ一番で京都入り。公長齋小菅の現場確認。こちらは工事もほぼ終了して全体像が見れるはずです。帰りには松屋銀座のデザインギャラリーの会場構成の最終確認。明日のオープニングに備えます。

Living Art in OHYAMA 2011 開始

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大雨の中での準備も順調に終わりました。広谷+貫場チームの土木茶室もGOOD。小泉チームのTシャツ人間の展示も白の茶室も立体的な展示となりいい関わりが行われそうです。これから公開審査でオープニングを迎え、今年のスタートを切ります。

こいずみ道具店からのお知らせ

今週末の富山でのLiving Art in OHYAMAと9月10日から十和田市現代美術館での加藤久仁生展の準備のため大変申し訳ありませんが、9月中旬迄お休みさせていただきます。

ambai デビュー!

包丁、まな板、雪平鍋、落し蓋とアイテムを揃えてambaiシリーズが本日無事にお披露目できました。包丁は足掛け3年かかりましたが、時間を掛けた分かなり納得のできる道具となりました。特にパン切りナイフは本当にお薦めです。最後迄こだわって頂いた馬場刃物と職人の皆さん、そしてフォームレディの竹原さん、本当にありがとうございました。まず一ヶ月間は新宿伊勢丹のみでの先行発売となります。新宿伊勢丹には伊勢丹オリジナル食器minも勢揃いしていますので是非お立ち寄りください。さて、長きに渡る開発も一段落でいよいよ明日からLiving Art in OHYAMAの準備で富山入り。じっくりと質を上げる作業をしてきます。

モノの記憶を手繰って

日本デザインコミッティーが1955年より松屋銀座とともに運営してきた「デザインコレクション」と「デザインギャラリー1953」を刷新し新たな活動を開始します。スタートが8月26日と来週に迫り、新たな空間での第一回目のギャラリー企画「モノの記憶を手繰って」が、全メンバーの参加で開催されます。この展覧会のデュレクションを川上元美さん、平野敬子さん、ナガオカケンメイさんと共に進めていまして会場デザインも担当しています。今回の会場は東北南三陸地域の杉材を使用して箱をつくり、その大切な箱の中に皆さんの記憶が仕舞い込まれ、ほのかな光と共に皆さんに伝われば良いなと思っています。
■モノの記憶を手繰って
松屋銀座7階 デザインギャラリー1953
10:00-20:00(最終日17:00まで)
●第一回 2011.8.26-9.19
深澤直人.原研哉.平野敬子.伊藤隆道.柏木博.川上元美.菊竹清訓.北川原温
●第二回 2011.9.21-10.17
小泉誠.隈研吾.黒川雅之.松本哲夫.松永真.面出薫.永井一正
●第三回 2011.10.19-11.7
ナガオカケンメイ.新見隆.佐藤晃一.佐藤卓.田中俊行.渡邊力.山中俊治

フレデリック・バック

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短編映画「つみきのいえ」の作家、加藤久仁生さんの展覧会の準備も佳境に入りました。「つみきのいえ」をモチーフにした額やケースや諸々、そして作品とより関われるような仕掛けも仕込んでいます。そんな最中、短編映画の大御所フレデリック・バックの展覧会を東京都現代美術館で見てきました。1924年生まれ、現在も現役で最新作も秀逸。宮崎駿さん、加藤久仁生さんがリスペクトしていたのも納得。そんなバックさんも自分の作風を見つけアカデミー賞を受賞したのが60歳頃、地道に活動してきた底力を感じました。そして、同時開催していた名和晃平展と常設展も観覧。ともに現代美術で元気な作家達の作品ですが、新たな試みはしているもの「それがどうしたの?」という感じで心に響きません……。個性的で新規性があり面白いのですが、現代の商業的デザインの匂いになにか似ているようで心苦しい思いでした。もしかしたら作家本人の問題ではなく、取り巻く環境に問題があるかもしれませんね…..。

Living Art in OHYAMA 2011

いよいよLiving Art in OHYAMA 2011が来週末に迫りました。今年も楽しいワークショップやアートマーケット、常設ワークショップとしてファクトリーも充実。ものづくりの楽しさをお伝えします。ワークショップはHPにて現在申込中です。「木で出来た冒険道具」のコンペティションもオープニング当日のプレゼン+公開審査となりワクワクした時間を共有したいと思っています。今年は新たな取り組みのプロセスとして、広谷さんが「土と木で出来たブロック建築」。小泉が「白い茶室」に挑戦。学生達もコンペ作品制作や諸々準備で佳境に入っていると思います。もう一踏ん張りですので精一杯燃え尽きて欲しいものです。さて、アートマーケットでは恒例の「出張こいずみ道具店」も出店し木の道具に加え新てぬぐいのお披露目もありますのでお楽しみに。
■Living Art in OHYAMA 2011
富山市大庄地区コミュニティセンター
富山地方鉄道 電鉄富山駅から不二越・上滝線で大庄駅下車 徒歩3分
2011.8.27(土)-28(日)
10:00-17:00(最終日は16:00迄)
入場無料

箱根湯本の菜の花

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6月に和菓子菜の花の店主高橋台一さんに誘われ、古い研修施設を改修した「菜の花展示室」に伺った時「この部屋考えてください」の一言で、研修所の一部屋を任されることになりました。そして昨日スタッフ一同で現地に伺い、半日現地に入り込み、じっくりしっかり現調とデザインを行ってきました。この部屋は秘密の露天風呂につづく部屋で、4人程が宿泊できる台所+温泉つきの研修所兼ゲストルームになりそうです。素材もプランも質素ですが、工夫を凝らした秘密基地のような空間になるといいかなと思っています。ちなみに台一さんがこの物件を手に入れたかった理由のひとつが大きなモミジ。このモミジの下に露天風呂をつくり湯に浸りながら紅葉を眺めるのが夢だそうです。ということで、この仕事は11月中旬迄に仕上げなくてはいけません。

国立の夏

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この時期の国立は蝉だらけ。事務所帰りの夜11時過ぎになると大学通も桜通りも蝉の羽化がいたる所で行われています。道を歩くのも幼虫を踏んづけてしまうのではないかと気をつける程。地中に5年もいて、ようやく出て来た幼虫がこれだけいるということは、地中にはこの5倍の幼虫が…..。大地と生命のエネルギーが身近に感じられる日々です。
さて、今年もお盆の時期になり、ゆっくりしっかりと仕事に関われる時間が到来。といいつつもこの時期は大忙し。毎年8月末のLiving Art in OHYAMAの準備とPlantationの出店時期が重なります。Living Art in OHYAMAの準備は、事務所もばたばた、学生とのミーティングでばたばた、さらにOBとのミーティングも度々行われ、いつもの夏という感じです。そしてPlantationも所沢、新宿、名古屋とつづきます。どちらもいつまで続くのか分かりませんが、役目があるうちは目一杯頑張ります。そして今年は、9月に十和田市現代美術館で「加藤久仁生展」、10月に21世紀美術館で「作る力」、11月にAXISで「宮崎椅子製作所の新しい椅子展」と毎月会場デザインがつづきます。なにはともあれ、空間デザインは家具デザインには欠かせないトレーニングとなります。蝉のように5年位の先を見据えて、しっかり負荷をかけて鍛えたいと思います。

宮崎椅子製作所

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徳島2日目は、宮崎椅子製作所。ここ数年開発を控えていましたが、久しぶりに開発再開でデザイナー3組で新しい椅子に挑戦しています。この椅子たち結構面白くなりそうです。そして開発業務も束の間で何時もながらのミーティングも持続していましす。11月のAXISでの展示会も決定。来年春の展覧会の準備。新たな張り地の検討会と、ムラサワデザイナー、エーランチと共に進めています。ちなみに今日の朝食は「徳島バーガー」

テーブル工房kiki

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昨日夕方から徳島入り、朝はkiki健治さんと「たかしま」で朝食。あいかわらず美味しいサンドウィッチで元気にスタート。kiki自宅で打ち合わせの後、kikiにてワークショップ開始。公長斎小菅の京都のお店の把手、つみきのいえ積み木、かつお節?改修工事の作図と大忙しな一日です。夜の徳島市内は、いろんなところで太鼓と笛の音と共に阿波おどりのの練習中。徳島に10年も通っているので何時かは本番を見たいものです…..