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最新10件 過去のニュース: タイトル一覧 月別一覧

Living art kickoff meeting

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週末から今年のリビングアートのキックオフミーティングで富山のVEGEへ。富山大学、東京理科大、そして武蔵美の小泉ゼミのメンバーも集合。地域視察、ミニシンポジウム、建物メンテナンスワークショップ、子供の冒険道具コンペ、休憩には地元の皆さんの炊き出し、富大ガレットに貫場さん特製石窯ピザ。そしてサッカー大会とハードで楽しく美味しい2日間となりました。我々も貫場さん、広谷さんに加え富山大学の内藤さんに行政の皆さんリビングアートのOB達も集まり、今年集った2400余りのスケッチの一次審査。ここで200点くらいに選定。その後長友啓典さんが合流して12点の優秀賞と50点のアイデア賞が決定!どれも力作揃いです。

interiorlifestyle 2011

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interiorlifestyle 2011も3日間の会期を終えました。関わった各社は皆さん良い成果が出ているようでホッとしています。

生活工芸プロジェクト

昨日から金沢に入り生活工芸プロジェクトの今年の展覧会について、ガラス作家の辻和美さんと百草の安藤さんと打ち合わせ。今年も21世紀美術館で10月11日からの開催決定で会場構成を担当します。
そして、今日は早朝に帰京してライフスタイル展の会場設営でビックサイトに向かっています。今回は、高岡の能作、京都の公長斎小菅、岐阜のasahinekoの3つの会場デザインと、新作のお披露目では、公長斎小菅から菓子切りなど、asahinekoから箒や箱、堀江陶器から急須や湯呑、菓子皿など、キハラからSITAKUシリーズと、盛りだくさんです。

燕三条

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燕三条は古くから和釘をつくっていた地域ですが、100年程前の生活改善運動と同時期にカトラリーと金属器物の生産が始まり今では世界的な産地となっています。現在ここで金属器物の開発が進んでいます。一昨日訪れたときには既に取手の試作がいくつも出来上がり、開発メンバー皆でのワークショップとなりました。その後、夜の呑ミーティングでは、9月のお披露目に向けて一致団結。開発のギヤチェンジもできました。

kitokiで福山

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週末は家具ブランドkitokiの全体会議と試作確認で久しぶりに福山に伺いました。朝一の新幹線で福山に入り若葉家具との試作ミーティング。新作のTVボードの最終確認、さらに発売前の試作が4点もあり、どれも魅力的なアイテムになりそうです。その後、大川から合流した井上企画の面々と打ち合せ、耳付き無垢板天板のシリーズ「mimi」の最終確認と、新たなアイテムの話。そして土井木工でも次の開発についての話で概ね方向が見えてきました。最後は大川からの丸庄さんとデザイナーの関さんが合流しての全体ミーティング。kitokiも4年目を迎え、淡々とアイテムの数も増えたこともあり、全員でkitokiの理念と価値観を再確認して、さらなる広がりを目指す事になりました。7月の大川展でも幾つかの新作がお披露目出来そうですのでお楽しみに。

発泡スチロール

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大学の授業も一週間遅れではありますが順調に進んでいます。3年生の課題として6年間続けている発泡スチロールを使った現物の空間づくりも無事終了。そろそろアイデアも尽きてくるかなと思いきや新たな表現も登場。めずらしく講評日が晴天となり楽しい締めくくりとなりました。そして、その横ではゼミ生4年生達が住宅課題で悶々中です…….。

信濃境の家

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長野県信濃境で進めていた野沢正光さん設計の住宅内に計画した家具デザインの仕事が、一昨日無事完了となりました。家具と言ってもインフィルとしての部屋的な家具で野沢さんの構造的な建築にさりげなく繊細に落とし込めたのではないかなと思っています。

クリネタ

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久しぶりにasahinekoのミーティングで岐阜の付知入り。来月のライフスタイル展へ向けての作戦会議。質の高いプロダクトは出来ているものの、なかなか売り場に繋がらず悶々とするばかりですが、今回は新作もお披露目しますのでお楽しみに!
その後、岐阜の関で刃物開発の皆さんと呑ミーティング。こちらは二年近くかかっているプロジェクトですが、9月のお披露目に向けて試作も出揃い、魅力的な製品になりそうです。ミーティングも呑みが行き過ぎてしまいましたが、制作や販売の皆さんとも一致団結でき、さらに質が上がりそうです!

安野光雅の絵本展/長崎歴史文化博物館

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安野光雅さんの全国巡回展も、長崎歴史文化博物館で2カ所目の展示が始まっています。初回の島根で使う事が出来なかった箱形のサインや木製のキャプションも初お目見えで、当初考えていた計画通りの展示が出来ました。この箱形サインは項目分けの立体サインとして点在していると同時に、展示している原画の絵本が納まる書棚兼机にもななっています。つまり、サイン+書棚+書見台の3つの機能を兼ねています。その他にも書棚+ベンチや、親子がコミュンーケーションを取れるような仕掛けも仕込んでいます。この箱型サインの制作はA-craftの伊藤さん達。写真の壁面キャプションはテーブル工房kikiさんの制作。絵本「ふしぎABC」の現物制作は木工家の藤崎均さん。子供椅子はKoizumi Studioデザインの無印良品の椅子。そして、これも今回初お目見えで、絵本「旅の絵本」に登場している旅人のミニチュア(体長2cm)を小泉ゼミ卒業生の佐藤大地がつくってくれました。この旅人はさりげなく原画の額縁に座っている為、知る人ぞ知る密かな話題となっているようです。
■安野光雅の絵本展
長崎歴史文化博物館
2011.4.16(土)-6.5(日)
8:30-19:00

北本心ノ診療所

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昨年から計画を進めていた北本心の診療所が無事に諸検査を終えて4月1日に開業しました。ここは22坪と狭い診療所ですが、一枚の曲面壁が機能を仕切り、曲面と直線の間に出来る隙間の空間が余白となり閉塞感を感じません。待合室には宮崎椅子製作所で初挑戦したソファや、kitokiで開発中の本棚のプロトタイプが納まり住居のような印象です。
(撮影/ナカサ&パートナーズ 辻谷宏)
■北本心の診療所
埼玉県北本市中央2-78
TEL 048-598-7573

外から内へ/内から外へ

独立したての20年前、どうしてもお話を聞きにいきたいデザイナーの方がいて、京都の友人.吉田さんの伝を通して大阪まで会いにいきました。建築雑誌の空間写真を見るだけでも意思の強さがにじみ出ていて、対面するのは正直怖かった記憶があります。事務所の扉を開けての初対面では、おおらかな表情ではありましたが目の奥に揺るぎない強さを感じ、言葉の節々で、鋭く厳しい言葉を頂きました。そのデザイナーが野井成正さんです。その後は事あるごとに声をかけて頂き美味しいお酒もご一緒させて頂いてます。当時、今の僕くらいの年齢だったと思いますが、そう思うとこの20年間まったく変わらぬ姿勢を見続け、これから20年の自分の生き方を考えさせられます。ともかく野井さんは僕の心の師なんです。
その野井さんが初めての個展を行っています。場所は大阪で初めてのデザインミュージアム「中之島デザインミュージアム」の開館記念展。僕もまだ行ってませんが野井さんらしい人肌で芯の通った会場になっているはずです。
■野井成正の表現 外から内へ/内から外へ
2011.4.26(火)-7.3(日)
12:00-19:00
月曜日休館/入場無料
中之島デザインミュージアム de sign de
大阪市中之島5-3-56 中之島バンクスEAST
TEL06-6444-4704

日本の家具デザイン

コンフォルト6月号の特集は「日本の家具デザイン」です。kitokiの活動記事、SIDEの報告記事を取り上げて頂きました。それから「日本の家具デザインの歴史」のページを佐野由佳さんと共にまとめています。改めて日本の家具デザインを知ると、大正時代以降の生活デザイン活動と共に始まり、たった100年の歴史のかなで社会の流れと共に劇的に変遷を重ねている事が分かります。やっぱり「家具デザイン」は「製品デザイン」ではなく「環境をつくる道具」なんだと思うのです。今こそ勘違いされている「家具デザイン」の概念を大声を出して明言するべきかなと思っています。

計画開始

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国立の桜も新緑に替わりのどかな連休のはじまりです。
さて、こいずみ道具店から徒歩1分、桜通りと大学通りの交差点に建っている築40年の店舗建築を使って念願の工房計画が始まります。この建物は増築工事を施していましたが、あまりにも簡易的な手法だった為に傷みが激しく増築部分の解体撤去を行ないました。解体された敷地は中庭のような作用があり、今迄暗かった店舗建築の中が明るい空間に生まれ変わっています。とても小さな敷地ですが四畳半程度の小屋が建てられそうです。

月桃紙

昨日から月桃紙の素材の素を探究する為に沖縄入り。月桃の葉は沖縄に生息する生姜科の草で抗菌効果がある為に琉球王朝時代から食材包みに使われいた。20年程前からあまり使われない茎の繊維を使って透いたのが月桃紙です。後の話は全日空機内誌「翼の王国/6月号で。
取材後帰路に着こうとしたところ、地震で羽田に戻れず、現在も帰る手だてを模索中で、なんとか関西国際空港経由で明日戻れそうです。

引渡し

今晩から明日の早朝に向けて二件の引渡し。その前に銀座松屋の能作売場の模様替えを覗いて景色盆栽の小林健二さんにバッタリ。デザインギャラリーでは平野敬子さんの企画展。いつもながら質が高くて安心します。そして、現在日本橋三越で高岡の能作さんの売り場移動で新規什器の搬入中。作業はまだまだ続きそうです。大阪の梅田では明日の早朝にPlantationの引渡し。こちらは事務所から徒歩5分の谷保駅から梅田の現場の目の前到着の夜行バスを発見し、道具店店長がこれから乗り込み出発します。ようやくこれで春の仕事がひと段落です。

2010毎日デザイン賞

2011毎日デザイン賞の正式発表。今年はデザイナーの水戸岡鋭治さんと建築家の石上純也さん。審査経過を読み取ると今のデザインの様子がうかがえます。

菜の花トーク

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週末は新宿伊勢丹へ。明治通沿いのショーウィンドウには、新作の洋食器minと、琺瑯のkaicoに北欧パターンを加えたkaico+が美しく設えてありました。5階の売場も大賑わいで百貨店不況の現実もここだけは当てはまらない様子。ともかく楽しくわくわくする仕掛けを一生懸命に仕掛けている成果です。minのデビューも順調な滑り出しで一安心。kaico+は製造現場でのトラブルがあったものの、なんとか間に合って並んでいただけで一安心。小田原の和菓子屋菜の花が営む「菜の花暮らしの道具店」も大賑わいで商品が足りなくなるくらいだそうです。3時からは菜の花の店主、高橋台一さんとのトークライブを一時間程売場で行いました。客席にはminの開発メンバー、某百貨店のバイヤー、彫刻家の神林さん、ひとり問屋の日野ちゃんの顔も。ともかくライブ感を出す為に台本無しのぶっつけ本番トークで、案の定脱線を重ねましたが、台一さん共々ものづくりの根源は「ハート」だなという話でまとまりました。

冬のワークショップ

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冬の富山市大山地域へは何度も通っていたのですが、雪を触っての活動は初めてです。VEGAの貫場さんから「ここの特色は雪と僕のスキーだよね」と聞いて久しぶりにピンと来ました。早々に雪での活動を始めていた貫場さんに合流ができ、儚く優しく潔い「雪」という素材と向き合いました。今回は貫場隊長のもとリビングアート富大メンバー、武蔵美OB、Koizumi Studioのメンバーが集合。春先の富山で残雪での活動ですが、まずは雪ブロックを使っての場づくりで、広谷さんの建築と関わり空間構築。自前の茶箱持参で貫場さんとナンチャッテ茶会。夕方からはメンバー全員で「雪の行灯」づくり。雪を透した灯が本当に美しく、場に新たな空間が生まれました。そして一夜明けると雪景色で風景は真っ白。昨日つくった空間と行灯が全く違う風景になり、これまた感動。雪が積もったとなると貫場さんのお家芸、スキーを経験したいと貫場さんにダダを捏ねると、早々に全員分のスキーセットを段取りして調達。本当にすみません……が流石です。皆にはスキーレーサーだった貫場さんの滑りを見せたくて、思った通り「音が違う!」「風のよう!」との声が上がり、何でも質の高いものを見るのが一番だなと実感。僕も30年ぶりのスキーでしたが、貫場コーチのおかげで攻めのスキーを覚え、風を感じる事ができました。ただ、まだまだ「良い音」が出ずに不満が一杯…..。ともかく次に繋がる良いワークショップを経験する事ができました。貫場さん、みきさん、本当にお世話になりありがとうございました。スキーウェアと美味しいパスタを用意してくださった柿谷家の皆さんもありがとうございました。

雪平鍋

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燕三条で雪平鍋の製造現場を視察。板前さんがヤットコ片手に使うアルミ鍋の印象が強い雪平鍋ですが、今はステンレスが主流です。キチンとした定義の無い雪平鍋ですが、その曖昧な存在が魅力と感じて来ています。これから富山に移り久しぶりのVEGAでの時間です。楽しみです!!