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最新10件 過去のニュース: タイトル一覧 月別一覧

Maison & Odject 2011初日

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ヨーロッパ市場も凍り付いているとの話ですが、来場者は昨年越えのようです。一部のブースは元気なものの、全体的には鮮度が無く既存のアイテムをカスタマイズして展開しているところが殆どという感じです。能作ブースも立地の悪さから人が殆どという通らないという状況で苦戦はしながらも新規の成約につながったりMOMAのミュージアムショップに風鈴が選定されたりと打率の良い一日でした。

Paris

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羽田発25:30の深夜便で早朝のパリに到着。極寒の欧州と聞いていたので心配していたのですが、国立とさほど変わらぬ寒さです。能作さんのブースも無事に設営が完了し簡素な日本らしさだ出たのではないかと思っています。夜は能作+小泉の器で料理を出してくれる、さくらさんのお店に。こちらとっても美しく美味しい料理を堪能させて頂きまし。

卒業制作

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週末は高岡クラフトコンペの講評会で豪雪の高岡へ。朝の電車で確実に高岡入りをして、帰りは飛行機の最終便。なにやら乗るはずの飛行機に雷が落ちたらしく部品取り替えの整備で遅れ、その間に吹雪となりまたまた遅れで、戻ったのが午前様でした。昨日もムサビ小泉ゼミの卒業制作の講評会。ゼミ活動で1年半じっくりしっかりゆっくりと関わって来た学生達の集大成で、今年の裏テーマは「感動」。頭でっかちのクリエイティブではなく、体感体験していかに心を動かせるかを目指しました。講評会では、泣いたり笑ったりほのぼのしたりと、十分に心を動かしてもらいました。今日は大学院生2人の講評。楽しみです。

Maison & Odject 2011

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高岡の能作さんが21日から始まるMaison & Odject 2011に出展します。今回も会場設営のために渡仏します。今年は新作はありませんが、昨年同様、既存商品の錫器に金箔を施した製品を中心にお披露目します。会場のデザインは、日本からの搬送を考え製品を梱包する「杉箱」を作り、会場で製品を出した後の「杉箱」を展示台に組み直し、台にしたり、棚にしたり、照明を入れたケースにしたりと活用します。会期終了後は再び梱包箱として日本に戻ります。この「杉箱」は国内の展示も含め、今後、能作さんの展示会で活躍できるよう、タフな素材で作ってあります。そして今回はJDCA(日本デザインコンサルタント協会)のセレクションスペースでも能作さんのご協力をいただき「能作+小泉誠」で参加します。
■Maison & Odject 2011
2011.1.21-25
Paris-Nord Villepinte
●能作
La table
Stand No.A51

日本の手技 一反のてぬぐい展

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銀座松屋のデザインギャラリーで行われている「一反のてぬぐい展」も好評のようで、毎日てぬぐいが沢山売れています。今日は会場撮影でナカサ&パートナーズの守屋さんが一生懸命撮ってくれました。浅生ハルミンさんに描いて頂いた、展覧会オリジナル手拭(限定発売/1,050円)もようやく生産の目処がつき、1月22日には会場に並べる事が出来そうです。展覧会の会期は24日迄ですので、販売期間はたったの2日間となってしまいました…….。

こいずみ道具店、臨時休業のお知らせ。

気がつけば一月の半ばになっています。来週からメゾンエオブジェの会場設営のためにスタッフ一同で渡仏します。そのため、こいずみ道具店を17日から月末の31日までお休みさせて頂きます。この間、電話やメールでのご注文もお受け出来なくなります……。皆様には大変ご迷惑をおかけしますがどうぞ宜しくお願い致します。

川越-北本-徳島-板橋

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今年最初の巡業は川越の神社の仕事からスタート。神道の話を伺い知らない事がまだ沢山あるものだなと痛感。その後埼玉の北本駅前の医院の現場で下地の検査。こちらも順調に空間が出来上がり、狭いかなと心配していた待合室も幾つかの工夫の成果で伸びやかな空間になりそうです。そして羽田から徳島へ。こちらは住宅のリフォームで、現場での「原寸」検証を行い初回の打ち合せでほぼ原型が見つかりました。帰京後すぐに板橋の美術館で2月下旬から始まる絵本作家さんの巡回展の打ち合せ。こちらも「原寸」の什器とサインを発泡スチロールで持ち込み、現地で最終確認ができました。さすがに「原寸」での検証は分かりやすい! さて、今回羽田空港から徳島に向かったのですが、飛行機での出張が多い為にJALのラウンジが使えます。昨年秋にラウンジが新たになったと聞き期待をもって行ったところ、スペースの広さやシャワールームの設置等性能は上がってはいるものの、ラウンジまでの動線の悪さ、ホスピタリティーを感じない心ない空間デザイン、座り心地が悪く変に主張しているオリジナルデザイン?のソファとそのレイアウトの乱雑さ。ラウンジ以外にも空港内に転々と新たな試みの家具が点在しているのですが、コンセプトを聞くと「なるほど」と思うものの、実際体感するとなにも感じないどころか、ともかく雑で子供だましのようで、なんとも言いがたい状況でした……。

仕事始め

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今日から仕事始め。新年早々、春の物件に向けて急発進、急加速です。早速今週は新物件の打ち合せで川越と徳島に。つづいてゼミ生達の卒業制作提出と講評。その後メゾンエオブジェの会場設営で渡仏と、ハイテンションが続きそうです。さて、今年は念願の「工房」を開く事が出来そうです。既に物件も手に入れ計画が始まっています。乞うご期待!

大晦日

今年も最終日となりました。ここ数年、仕事の「質」を上げる為の作業をしています。昨年は現場の近くに出来るだけいるようにと外回りを続けましたが、今年は現場と仕事場とのバランスを取り、外回りは減ったものの、より濃密な活動となったのではないかと思っています。今年の締めくくりに眺めていた本は「吉村順三設計図集」。一枚一枚の図面が心に染み込むように納まっていきます。あとがきの吉村順三さんの言葉に「建築の完成度はその詳細図の密度にかかっている、デザインの生命である実際の寸法、比例、おさまりも詳細図でよく検討されなければならない(中略)詳細図では一本の線もおろそかに出来ない。一本の線が建築の強度、工費、工程に大いに関係を持っている。その為に詳細図をつくる過程は、建築家にとって真剣で責任のある作業で、経験と修練を最も必要とする仕事である」と記されています。この文章は20年くらい前に一度見て感銘した記憶があります。そして改めて見直すと、いま思う自分の思いがそのまま現れているようです。吉村順三さんの成果のひとつは持続する建築だったと思います。持続する為の、物理的+性能+美観が整ったものづくりを続けるには、経験と哲学と執念が必要なんです。そんなものづくりができるよう、来年も修練を重ねていきたいと思います。

一反のてぬぐい

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いよいよ今年ものこり一週間となりましたが、まだまだ仕事が残っています。27日からデザインギャラリー1954で始まる「日本の手技 一反のてぬぐい」の企画と会場デザインを行います。てぬぐいは、拭く、包む、被るなどフレキシブルな道具として昨今見直されています。今回は手拭屋「かまわぬ」の協力を得て、60枚近い手拭を会場に展示すると同時に、手拭の製作プロセスでとても独特な手法「注染」を浅生ハルミンさんのイラストとともにお伝えしたいと思っています。展覧会に合わせて浅生ハルミンさんの絵で「てぬぐいができるまで手拭」の販売も予定していますが、作業が遅れていまして会場に並ぶのは年明けになりそうです……。
■第671回デザインギャラリー1953企画展「日本の手技 一反のてぬぐい」
2010.12,27日(月)-2011.1.24日(月)
10:00-20:00 最終日17:00閉場
松屋銀座7F・デザインギャラリー1953
主催/日本デザインコミッティー
協力/株式会社かまわぬ、浅生ハルミン
展覧会担当/小泉誠
年末年始の開催について
12/31:18:00まで
1/1:休み
1/2:9:30-19:30
1/3:10:00-19:30

北本心ノ診療所

埼玉県北本駅前に診療所を計画しています。昨日は墨出しで現場確認。小さな診療所ですが広がりを感じる家のような空間になりそうです。その後、新宿に場を移し岐阜付知asahinekoの今年最後のミーティング。先日のIFFT2010での成果もぼちぼちで久しぶりに盛り上がったミーティングとなり、気がつけば2時過ぎとなっていました…..。

信濃境の住宅

立川市役所新庁舎でお世話になった建築家、野沢正光さん設計の「信濃境の住宅」の家具デザインを担当しています。週末には上棟式が無事に行われ現地に行ってきました。長野県信濃境という寒冷地の住宅ですが、野沢さんが得意としている熱環境の設計が巧みに行われ、家の節々に熱に対する工夫が見られとても勉強になります。今回の家具デザインは、野沢さんの建築の中にKoizumi流の人が入れる家具を絡めています。野沢さんならではの明確で力強い建築に、さらりと繊細な空間が出来あがることを目指しています。完成は3月末の予定です。

初和歌山

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広谷純弘さん設計の保育園椅子の制作のために和歌山に行ってきました。和歌山は広谷さんの故郷でもあり広谷さん設計の「ニットとおもちゃの博物館」を見学。ニットの編み機の変遷や実際に自動編み機が動いている様は本当に面白くライブ感溢れる博物館です。おもちゃも北原照久コレクションで編み機同様「動く」仕掛けのものを展示。こちらも素晴らしい。そしてなによりも博物館の壁面がニットで編まれてふかふか。その中に光が仕込まれ美しく楽しい博物館でした。さて肝心の保育園椅子ですが、無事に一次試作が完成。幾つか修正点はあったものの和歌山の桧材を使用した軽量で強固な椅子が出来上がりそうです。当日は広谷さんお薦めのフレンチで地元の幸を満喫。ほろ酔い気分で夜行バスでの帰京となりました。

kaicoの会

琺瑯製品のkaicoに関わる人たちが集る会を毎年続けています。メーカー、問屋、デザイナー、販売店とボーダーレスな関係が本当に心地良い環境です。今年は宴会の前に皆さん集っての真面目なミーティングも行い、改めてkaicoに関わる人たちの思いと情熱を感じました。宴会では最近関わっている他業種のメーカーさんも加わり、30名近いメンバーが集っての大会合となりました。終盤には50歳の誕生日を祝って頂き、ペン、ハチミツ、ソース、携帯ケース、ラー油、ケーキ…..と、バラエティーに飛んだプレゼントを頂きました。皆さんありがとうございました。そして、これからもkaicoをどうぞ宜しくお願いします。

SIDE 01

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六本木AXISギャラリーでの展覧会「SIDE 01 chair+」が昨日から始まりました。10名のクリエーターが、椅子とその周辺を考えます。小泉は、使われなくなった椅子に新たな機能を加える事で、再び家族の一員として愛してもらうための道具をつくりました。16日17時からはギャラリートークも行われます。

ものづくりものわたし

なんだか慌ただしい年末です。昨夜はtooro cafeの5周年の会に参加。店主も熱いしお客さんもとっても熱い良い会でした。明日からはSIDEの展覧会でこれから設営。年末から始まる銀座松屋デザインギャラリー「一反のてぬぐい展」では、ディレクションと会場構成も担当で、精度を上げる為にこちらもてんてこ舞いです。そんな最中、日本文化デザインフォーラム主催のフォーラム2010に黒川雅之さんと坂井直樹さんと共に参加します。
■フォーラム2010
2010.12.11(土)14:00ー
赤坂Biz タワー12F 大会議室
東京都港区赤坂5-3-1
問合せ
日本文化デザインフォーラム事務局
03-6441-8755

SIDE01「chair+」

デザイナー、建築家、編集者、ライター、プロデューサーで結成したグループ「SIDE」によるデザイン展が10日から六本木AXISギャラリーで始まります。展覧会タイトル「chair+」のプラスとは、その椅子をデザインするきっかけやコンセプトを意味している。chair with ~、chair for ~、chair and ~ など、プラスの解釈はデザイナーによって自由。
展覧会では、各デザイナーがそれぞれの解釈でデザインした椅子と共に、その椅子の発想の元や生み出された背景、使われるシーンなどを表現することによってデザイン意図を明確に伝えようという試みです。
■SIDE 01 「chair+」
2010.12.10(金)-19(日) 
11:00〜20:00(最終日17:00まで)
AXISギャラリー(東京都港区六本木5-17-1)
入場料/無料
主催・企画/SIDE01 http://www.sidedesign.net/
協力/アクシスギャラリー
■オープニングレセプション
12.10(金) 19:00-21:00
■ギャラリーツアー(小泉は不参加です)
12.11(土) 14:00-16:00 
SIDEのメンバー10名による作品解説。現物を目の前に、本人が説明して、他のメンバーがつっこみをいれる。前代未聞のきびしいギャラリーツアー。それぞれのメンバーの人間性もみえてくる。このメンバーだからできる「デザイン」の本気と情熱を見逃すのはもったいない。
■ギャラリートーク
12.16(木) 19:00-20:30 
AXISギャラリー[シンポジア]
定員/30名 申込先着順
参加費/無料
SIDEのメンバー10名による作品の説明とそれぞれの考え方を前提に、「日本」や「椅子」における新しいデザインの取り組みや、これからデザインでできることを本音で話合う公開討論会。たぶん、結論はでません。真剣に「デザイン」のことを話すあっという間の90分。延長戦は、飲み会で。
*ギャラリーツアー、トークは共に事前申込みが必要です。
■申込方法
下記を明記し、以下のアドレスまでメールしてください。
1.SIDEツアーまたは、SIDEトーク希望
2.参加者氏名
3.メールアドレス
4.携帯電話番号
5.所属と仕事内容
6.コメント、参加動機
●ギャラリーツアー・トーク申込み先  
info@sidedesign.net

徳島-2

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徳島2日目は宮崎椅子製作所。宮崎さんの所ではここ1-2年、今後に向けての作戦会議が続いています。そのため製品開発をお預けにしているのですが、前々からの開発がいくつか残っていましてワークショップも実施。ようやく完成に近づいているのが「ソファ」で、かなり軽やかで座り心地の良いものが出来上がりそうです。とは良いながらも、まだまだ細かな修正点もあり、完成には半年くらいかかると思います。こちらでの昼飯も定番のうどん屋さん「てんや」へ、kikiの健治さんからは「ざるうどん+天ぷら単品」との指示があったものの、店内に入ると新メニューの「カレーうどん」の香りが充満。間髪入れずに「カレーうどん!」と発注しました。

徳島-1

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今年最後の徳島ワークショップ。初日はテーブル工房kikiさんです。到着早々目に入ったものはJCDデザインアワードのトロフィーの部品。今年も表彰式が7日に控えて着々?と製作が進んでいまして「この仕事もkikiじゃないと出来ないなー」と勝手に感心+感動していました。さて今回のワークショップですがテーブル工房kikiに関わって10年近くなって、ようやく「テーブル」の開発をさせてもらっています。昼前には村澤タイプと小泉タイプ2タイプの試作がkikiの店内に並び店内の風景が一変したのに皆感動! 間もなく発売開始になると思いますので皆さんお楽しみに。続いてもうひとつ完成しないといけないものがありまして、それは10日からAXISギャラリーで開催される展覧会「SIDE/椅子+」の為の出品物の製作。こちらは、使われなくなった古い学童椅子や倉庫に眠っている椅子に新たな機能を加えて再び家族の一員になってもらおうという試み。この道具も原寸試作をつくっていただき座り心地を確認。工房の皆さんにも試乗?して貰いましたが、みなさん「うぉーうぉー」「キャーキャー」と楽しんでいる様子。詳細は後日お知らせします。さて徳島でも「食」が待ち受けていまして,昼飯は海の幸が揃っている「びんびや」でシーフードカレー、皆には「なんで、ここでカレー!?」と非難囂々ですが、これが実に旨い! 夜はいつもの定番ですが、これは内緒にしておきます。

土佐板

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全日空機内誌「翼の王国」の取材で高知入り。爆弾低気圧の影響で、晴れと雨と暴風が次々に訪れる一日でした。今回の取材先は土佐の桧材でまな板をつくっている土佐龍さん。土佐の桧材は風雨にさらされて油分が多く目が詰まり、とても水に強いタフな材料です。桧の山林から材木屋をまわって久しぶりに土佐龍さんへ。世界一薄い木製まな板「土佐板」の開発についての話とともに製造の現場を拝見しました。この開発は池社長の「将来に困っている」の一言から火が点き担当の笹倉さんの心意気で実現した誰も真似の出来ない(真似をしたがらない)ものづくりになっています。この話のつづきは「翼の王国/4月号」で。そして、いつもながら地域に伺うと地域の「食」が待ち受けていまして、昼は「鍋焼きラーメン」夜は土佐の定番「鰹のたたき+鯖三昧」となりました。土佐龍のみなさん引き続きどうぞ宜しくお願いします。