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自分で使う「家具」と「椀一式」

広島のオリエンタルギャラリーで日本デザインコミッティーが飛騨の伝統産業と協同したプロジェクトの展覧会を行い「椀一式」には小泉が関った漆器も並びます。4日には原研哉さんの講演会もありますので、備後地区の皆さん、是非いらして下さい。
■自分で使う「家具」と「椀一式」
2010.12.3(金)-2011.1.11(火)
11:00-20:00 無休/入場無料
オリエンタルギャラリー
広島県広島市中区田中町6-10
オリエンタルホテル広島1F
082-240-9463

国分寺の小さな家

昨年から恒例?となった「国分寺の小さな家」でのホームパーティーに伺いました。この家の設計サポートをしてくれた千葉さんやtocoro cafeの上村さん達に加え、小泉ゼミ生4名も参加しての楽しい時間となりました。今回も美味しい手料理に囲まれましたが、中でも自家製生ハムが逸品。熟成期間にかなりこだわられたそうです。「国分寺の小さな家」も完成から3年経ちましたが、とても大事に使って頂いているようで、凛とした空気と共に経年変化をし始めた木部の風合いが、なんとも心地良い家となっていました。

IFFT interiorlifestyle living 2010

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IFFT interiorlifestyle living 2010 も2日目を迎え、残るは明日一日となりました。昨年に比べて来場者は減っているものの、明らかに来場者の質が高くなっています。つまり、いい加減な来場者が減って本気の方たちがしっかりと来てくださっているようです。関わった3社はともに順調のようで嬉しいかぎりです。今日は会場撮影。ナカナ&パートナーズの辻谷さんが制限時間2時間という厳しい条件の中、てきぱきと3ブースの撮影をこなしてくれました。

京都

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今日は朝から日帰りで京都。京都大学の大学祭で進行中の「北山杉プロジェクト」の試作発表。地元の二葉家具さんがつくったテーブルはとても精度が良く職人魂を感じる。今後のアイテム展開が楽しみになりました。その後、馴染みの古道具屋さんで京都御所が参観日であることを知り御所探索。最後は陶芸家の内田鋼一さんの弟さんが菓子屋を開店したとの事で立ち寄り。器も全て内田さん、設えには神林さんのワイヤーマン等もいて、Koizumi Studioにいるような気分。珈琲も釜で湯を沸かしてtocoro cafeのようでした。

盛岡

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昨日は朝から盛岡。駅の改札には岩井沢夫妻とHolzの平山夫妻がお出迎え。まずはHolzの姉妹店raumへ。店内のテーブルは全てコイズミデザインで感激。陽射し一杯でHolzよりも爽やかな印象。その後1952年の建物を岩井沢工務所が修復した建物探訪。この建物は明らかに建築家の手が入っていて前川國男さんや増沢旬さんの匂いがする素晴らしい建物。昼食前にはHolzでF-styleの靴下を購入。昼食は午後の講演会会場でもある南昌荘。この建物も明治初期の皇族関係の建物らしく池泉回遊式の庭には真っ赤な紅葉が沢山。ここでの講演会は座敷で座布団の上での森林組合主催で「地域と素材」の話。まさに座談会でした。夕方の「わんこトーク」までの時間をcartaさんで珈琲ブレイク。ここも岩井沢工務所の仕事で本当に心地良い場所。いよいよ本日のメインイベントである「わんこトーク」。場所はわんこそばの老舗東屋本店。こちらも前日まで岩井沢工務所が改修工事を行っていましてHolzさんがsansa chairを18脚、R+Rテーブルを8台納品してくれていました。こちらも圧巻で大感激です。メインの「わんこトーク」は、名前のごとく、そばの変わりに皆さんからの質問が、次から次へとお椀の中へ。その質問をもとにトークを展開して28杯制覇しました。ともかく楽しく愉快な時間を皆さんと共有する事が出来ました。岩井沢さん、Holzさん、森林組合の皆さん、東屋さん、本当にお世話になりました。

IFFT interiorlifestyle living 2010 / asahineko

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asahinekoも立ち上げから2年半が経ち、ようやく商品をきちんとお披露目出来る状態になりました。村澤一晃+小泉誠の二人のデザイナーと岐阜付知の5社のメーカーから始まったプロジェクトも、いまではメーカーさんが3社となり、ようやく気持ちが通じる環境も整い始めています。今回のIFFTではじっくりとつくり上げて来た製品を、グラフィックデザイナーの水野さんの素敵なパンフレットと共にお伝え出来ると思います。こちらの会場もKoizumi Studioが担当。素朴なダイニングのイメージで、繊細で大胆な道具をきちんとお披露目します。

IFFT interiorlifestyle living 2010 / miyakonjyo product

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こちらも年に一回、IFFTで新作を発表してきたmiyakonjyo product。今年は新作の仕込みはないもののmiyakonjyo product全製品をお見せします。miyakonjyo productも村澤一晃+小泉誠の二人のデザイナーと宮崎都城の2つのメーカー、そしてサポートに立川雄大が関わったブランドで、なんと立ち上げから15年近くが経ちます。15年のうちに販売休止になった製品もありますが、今回は継続している製品を全て集めた「全miyakonjyo product」をお見せする事が出来ます。こちらの会場デザインもKoizumi Studio。幾つかのシリーズをステージを使って編集してみます。

IFFT interiorlifestyle living 2010 / kitoki

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IFFT 2010が来週24日から始まります。アメリカ広葉樹を活用したkitokiは今年も参戦。kitokiは関洋+小泉誠の二人のデザイナーと、府中と大川の家具メーカー4社が集ったブランドで、立ち上げから3年が経ち、ようやくブランドとしての姿が見えてきました。今年はkitokiブランド内の製品を幾つかのシリーズに編集をして、よりkitokiを分かりやすく伝えてみたいと思っています。会場構成もKoizumi Studio担当で、相変わらずのセルフビルドでkitokiの世界をつくってみます。それから製品も、若葉家具からソファ+椅子+ハンガーラック+ミルクスツール、土井木工からTVボード+高さの変わるテーブル、井上企画から耳付テーブル+スツール&ベンチ、丸庄からは無垢の食器棚と今回は新作が目白押しです!

高岡クラフトコンペ2010

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高岡クラフトコンペ2010の審査会に参加しました。今年からファクトリークラフトとコンテンポラリークラフトの二つの概念での審査。そして審査員も一新して議論が白熱、かなり風通しのいい環境が整ってきました。審査結果はまだ数日後になると思いますので、はなしはこれくらいに…..。その後、大山地区に移動して「木と出会えるまちづくり」の委員会。貫場さん長友さん広谷さんに行政の皆さんが久しぶりに集まり、こちらも良い議論が出来、来年のリビングアートの骨格が見えてきました。

わんこトーク

岩井沢工務店の岩井沢さんとHolzの平山さんに誘われて盛岡に伺います。わんこそばの老舗「東屋」さんが新装オープンするのですが、その店内の家具が小泉デザインで溢れているそうです。前回二年前に伺い「次回は4年後に!」とオリンピック選手のように次回のイベントの約束をしたのですが、こんな話を聞いて顔を出さない訳にはいきません!せっかく行くのですから皆さんと楽しい会を開こうという事で「小泉誠・わんこトーク」をさせていただきます。
■東家本店改修記念イベント
小泉誠・わんこトーク「昔の道具・現代の道具」
2010.11.18(木) 
開場PM6:00 開会PM6:30(20:30〜21:00頃終了予定)
東家本店/盛岡市中ノ橋通一丁目8-3
会費1,500円(新蕎麦の御食事付き)
定員30人
11月9日(火)よりお電話にて受付致します。
申し込み先/岩井沢工務所TEL019-623-2053
主催/東家本店
企画/Holz Furniture and interior+岩井沢工務所

また富山

先週に引き続き明日からまた富山入り。今度は高岡で「高岡クラフトコンペ」の審査会です。クラフト界では若手の登竜門と言われているように、毎年審査が楽しみなコンペティションです。今年も「欲しい!」と思えるクラフトに出会える事に期待しています。その後大山地区に移動して今年最後の「木と出会えるまちづくり」の委員会です。既に来年のLiving Art in OHYAMAに向けてスタートを切ることになります。

VEGA陽の間の撮影

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2.3日と二日間かけてVEGA陽の間の撮影、写真家の藤塚光政さんに撮っていただきました。我々は前夜に、藤塚さんは初日の一便で早朝に富山入り。到着早々空間をなめ回るように見た後にカメラを向ける姿はまるでハンターのよう。昼飯も集中が途切れるので「いらない」とのことで陽が暮れるまでノンストップでの撮影。夜はお酒が好きな藤塚さんと盛り上がったものの、我々は前夜に貫場さんと4時過ぎまで熱い話。藤塚さんも早朝発で前の晩も「二日酔いだよ」と飲んでいた様子。眠気との戦いでしたが、結局最後まで飲み続けたのは藤塚さんで、我々は悔しい思いで床に付きました。次の朝も朝一番から陽が暮れるまでノンストップ。最後の最後まで獣のような目でカメラを覗いていました。ともかく仕事に向き合う姿勢と人としての大きさをしっかりと学んだ二日間でした。藤塚さんは今年で72歳、本当に恐れ入ります…….。

札幌-大阪

一昨日の札幌でのエコデザインアワードも無事審査が終了。残念ながら今年は大賞なしという結果に….。ただ各賞の受賞作の中には興味深い考え方もありました。ひとつ目を魅いたのは廃材できた貯金箱で心を動かされました。その後中村好文さんとのトークライブまでの合間に、地元の建築家赤坂さんの自邸を拝見。札幌から車で15分程の立地ですが森の中に囲まれ、静かな佇まいのとても良い住宅でした。夜のトークライブも久しぶりに中村さんと話も出来、愉快な会になったのではないかと思います。さて翌日は大阪に移って「灯しびとの集い」に行く予定が台風の影響で中止。飛行機のチケットの変更ができず、札幌から大阪経由で帰ってきました。すでに台風は通り過ぎましたので本日31日は開催されます。

灯しびとの集い 2010

昨年から始まった大阪のクラフトフェア「灯しびとの集い」が週末に行われます。昨年に引き続き参加作家さんの選定委員をさせて頂き、昨年と同様に質と個性に溢れた「欲しい!」と思うクラフトが集るはずです。僕も土曜日に札幌から駆けつけます!
■灯しびとの集い
2010.10.30日(土)-31日(日) 
10:00-16:00 / 雨天決行
大仙公園催し広場(大阪府堺市堺区)
JR阪和線百舌鳥駅より徒歩5分

デザイナーの舞台裏

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「それは、28年前のツリーハウスから始まった」というはじまりのチラシが届きました。学生時代の恩師である建築家の中村好文さんと札幌でトークセッションを行ないます。30年近い付き合いなもので今更トークセッションと言っても気恥ずかしいのですが…..。
札幌では週末からSAPPORO ECO DESIGN EXHIBITION 2010が行なわれます。今回このイベントには中村さんとのトークセッションの他に「一緒に暮らしたい道具展」に新作を出品。エコデザインコンペ2010では審査員と沢山の役割をいただきました。
■デザイナーの舞台裏
中村好文+小泉誠のはなし
2010.10.29(金)
18:30-20:00
さっぽろテレビ塔2Fホール
札幌市中央区大通西1丁目大通公園
参加費/1,000円(学生500円)定員200名
主催/SAPPOROエコデザインプロジェクト事務局
問合せ/011-219-3988

VANAGONからGOLF WAGON

7年前「こいずみ道具店」を始める前の話ですが、いろいろなところで祭りの出店のように「出張こいずみ道具店」を行っていた。もちろん商品は車に詰めて現場まで。そんな仕事が多かったため、大きな車が必要になりVWのVANAGONを中古で買った。この車はvanとwagonを合わせたという名前からも分かる通り荷物が沢山入る。ただ難点は、車体も大きく運転がとてもしにくいためにスタッフも運転が出来ず、どんなに遠い現場でも一人で運転をしなくてはならなかった。そんなVANAGONも雨が漏り、ヒーターが壊れ、窓が閉まらなくなりと、この冬を越す自信がなくなった…..。さて、新たな車を探しても全く欲しいものが無い。結局2004年製のVWのGOLF WAGONになった。程々の性能とさり気ないながらもカッチリとしていて、ドイツデザインの心意気が残っている。ただ2005年以降のVWはユーザーに媚びた情けないデザイン。この車も7-8年は乗れると思うがその後、欲しい車に出会えるかどうか不安で一杯だ。

いわむらかずお絵本の丘美術館

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ある絵本作家の仕事をすることになり絵本の美術館を見に行ってきました。「いわむらかずお絵本の丘美術館」は立川新庁舎の設計者で内部の家具デザインに声を掛けていただいた野沢正光さんの設計で、栃木ののどかな丘の上に建つ小さな美術館。アプローチの先にはアケビのまとわるキャノピーがあり、その先に小さな入口がある。内部は家のスケールを感じる。なによりも外部の計画がとてもよく、無造作に見えるように計画された木々や花に蝶や虫が舞い、いわむらかずおさんの絵本の世界が広がり、いまにも14ひきのねずみ達が飛び出てきそうだった。帰りにアケビをいただき帰路につく途中ふと感じたのは、ここでは「建築」を感じなかったこと。作家と作品と環境とを結びつける役目として本来の建築の姿を見たような気がする良い美術館でした。

翼の王国/10月号

全日空機内誌「翼の王国」10月号のコラムは「石」のはなし。数年前に富山県小見地区のコミュニティーセンター(設計/広谷純弘)のための石ころで出来たフックの話です。このコミュニティーセンターは地域の人たちの「みんなの家」となるよう計画され、富山の貫場さんと共に地元の小さな小学校の生徒全員とワークショップを行い建築の部品をつくりました。自分たちがつくった部品が取付けられたコミュニティーセンターは、小学生の皆にとって「自分の家」になったようです。

縄文杉

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木に関る仕事をしていて、いつも気になっていた屋久島の「縄文杉」にようやく会いに行けました。縄文杉は樹齢3.500年〜7.000年とかなり大雑把なところも気にる。朝4時半に宿を出発して登山開始が6時でまだ真っ暗、本格的登山未経験で運動不足の状態なので、かなり無謀な挑戦でした。トロッコ軌道の緩やかな坂道を2時間半、その後先の見えぬ急階段や石垣を昇り、出発5時間後に「縄文杉」になんとか到着。ともかく杉の姿ではなく化石化した異様な物体が生きているという凄まじい姿。縄文杉以外にもこの一帯全てが緑色の苔に包まれ、疲労も重なってか霞の中を歩いているようでした。結局10時間歩き続けてなんとか帰還。今年は塩田体験に縄文杉体験と節目の年に良い苦行が出来ました。

ゼミ合宿+取材

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週末はゼミ合宿で徳島の工房巡り。宮崎椅子製作所では最先端のNCルーターを見て皆目が点に。いつも説明はしていたものの、実際のNCの立体的な動きを見る事で先端技術とデザインの接点を感じてくれたのではないかと期待しています。テーブル工房kikiでは、ゼミの最初の課題である「面定規」にレーザーで名入れ加工。(面定規は「目」で寸法を測るのではなく「手」で寸法を見る道具)名入れは各自自分のロゴデザインを持ち込みkikiのスタッフがレーザー加工をしてくれます。今回はこの面定規の物語を全日空機内誌の翼の王国のコラムにするための取材も兼ねて長町ライターと村角カメラマンも同行です。名入れの後はkikiさんからのサプライズワークショップ。一枚の桜の無垢板が登場して14名のゼミ生がまな板づくり。先日の銀座目利き展で行ったように無垢板の部位を目利きして部取りをしてもらうい、案の定「節」「皮」など個性的な部位を争うように部取るのですが、結果は「木に負けた!」というモノがほとんど。こちらも最先端技術とともに良い経験だったと思います。そして夜は名物「鳥鍋」「たこ焼き」「鳴門うどん」と深夜までゼミ活動が続きました。宮崎さん、kikiさん、ありがとうございまいました。