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最新10件 過去のニュース: タイトル一覧 月別一覧

一から十まで展

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6月2日より青山のライトボックススタジオで行われる「宮崎椅子一のから十まで展」の最終打ち合せで徳島に行ってきました。展示品の最終確認、Koizumi Studioの会場案の説明、グラフィックを取りまとめているAランチからは会場のサイン計画、会場内で流す映像の確認など、打ち合せ内容満載でした。そして今回はこの映像の最終撮影も行いました。撮影シーンは宮崎社長と村澤デザイナーと小泉が常々ワークショップでデザインの「キャッチボール」をしているとの事から実際にグローブを持っての「キャッチボール」のシーンを撮影。場所を河原へ移動して宮崎ピッチャー、村澤バッター、小泉キャッチャーの珍プレーをばっちりと撮影して頂きました。

グローバリゼーションと地方の力

5月20日にケルン、23日にはバーゼルのVitra Design Museumで行われる国際交流基金日独共催シンポジウムに参加します。パネリストには柏木博、佐藤卓、安積朋子、Philipp Heidkamp(ケルン国際デザイン大学)Jacqueline Otten(チューリッヒ芸術大学)、James Irvine(デザイナー/イタリア)、Ftitz Frenkler(デザイナー/ドイツ)が参加し、グローバル化したインダストリアルデザインの中における地方の力についての話をします。
■詳細およびお問い合わせは www.jki.de/kulturinstitut
■座席の予約は www.design-museum.de
■プレス資料 pdf : www.design-museum.de/media/pdf

立川市新庁舎

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隣町の立川市新庁舎が一昨日開庁しました。2年程前にこの建物の設計者野沢正光さんから声がかかり家具のデザインをさせて頂きました。プレキャストコンクリートで組立てられたダイナミックな空間の中で、役場と市民をつなげる装置として力強くタフな存在を求められました。立川市は多摩地区の拠点でもあり創造以上の規模と量の仕事となりましたが、こつこつと時間をかけて積み重ねていった結果が成果として現れてたように思います。素材は地域の杉材をJパネルに仕立てて活用したりシナベニヤやスパンドレルを使ったりと、野沢正光さん好みの工業製品を多用した潔い家具が出来上がりました。

木で出来た冒険道具 2010

今年もLiving Art in Ohyama 2010が8月28-29日に富山県大庄地区コミュニティーセンター(建築/広谷純弘+家具/小泉誠)にて行われます。恒例の子供達のスケッチを大学生達が現物に仕立てる「木で出来た冒険道具」のコンペティションも応募が開始されています。昨年は600程のスケッチが集り審査を行う我々も目が回りそうでしたが、子供たちの楽しく愉快なスケッチを見て幸せな気分になりました。今年の応募要項はこちらからダウンロード出来ますので全国の小学生の皆さん応募してください。締め切りは5月28日です。

夏の家

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建築家アントニ・レイモンドの夏期の仕事場だった「夏の家」が移築され軽井沢のペイネ美術館となって25年程になります。美術館としての現在の使用状況があまり良くないため建物の痛みが目立つのが残念なところです。この建物はコルビジェのエラズリス邸計画案に酷似していると問題になったのですが図面を比べると確かに似ているものの同時代の建物で影響を受けた程度かなとも思えます。ただ実際の空間に入るとスケール感や人の居場所など、コルビジェの空間で体験した印象とたしかに酷似はしています。最近、椅子やプロダクトの類似品で苦労をしているのですが、レイモンドが「自分の為」の空間として尊敬するコルビジェの空間を影響を受け翻訳したことは工芸で言う「写し」のようなもので、「利益の為」に模倣しているコピーとは根本的に違うものだと思います。ただ最近の商業的工芸のなかでの「写し」という言葉には大きな違和感を感じます。

CONFORT / 2010.6月号

CONFORT 6月号の特集「今こそ木」で、地域の杉や桧を使ったプロダクト事例としてmiyakonjyo prodctが紹介されました。杉の塊でできた新作の木馬と車も登場しています。

sumire aio house 10周年

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sumire aoi houseの完成から10年が経ち(正確には10年6ヶ月)主の萩原修さんの本「9坪の家」の出版記念も兼ねて10周年パーティーが行われました。当日はお天気にも恵まれ建築家の寺田尚樹さんが庭で子豚の丸焼きを、輪島の桐本さんは能登の魚とふぐの卵巣の糟漬けなどの珍味を炭火で焼いたりと、大勢の皆さんが集り美味しく楽しいパーティーとなりました。久しぶりに伺ったsumire aoi houseも4年前に取替えたデッキが大活躍で良い環境を作っていました。パーティーの手伝いをしてくれた小泉ゼミの皆さんもご苦労様でした。

VEGA 陽の間

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VEGAの新たな部屋に名前がつきました。この部屋は東,北,西に窓があり一日中「陽」の移ろいを感じることから「陽の間」と命名。そして「陽の間」の最終ワークショップも無事に終了。Tシャツ障子もきれいに張られ、扉に和紙を張ったり鉄筋に革紐を巻いたりと細かな詰めの作業を行いました。最後に残った入口扉案も現地で決定。ただ、この空間に入る為に最初に触れる扉の取手がなかなか決まらず敷地内を散策したところ、瓦礫のなかから古い火消しの道具を見つけてこれを取手にする事にしました。頭の金物が鳥の頭のようでかわいらしい取手になるはずです。

素材の素

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全日空の機内誌「翼の王国」の取材で高岡の能作さんを訪ねました。素材の種類や内容はまだ内緒ですが、久しぶりに能作さんの工場を見て回り高岡の鋳物の技術の奥深さにため息の連発でした。

hanabi

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新潟に行く途中、花火の玉皮をつくっている工場に寄り道。新潟片貝の花火は「山」の花火では日本一のようで四尺玉も飛び交い大迫力のようです。この地域の花火の玉皮は段ボールの廃材をパルプ状にしてモールド加工をするという新しい手法で出来ていて今では全国の花火産地から声がかかるほどです。この玉皮とは5年程前に出会い香川の一閑張りの技術を使い漆を塗りhanabiとして製品化しています。

新潟

週末はハーズショップ10周年のイベントで新潟へ。今回は「木の家具と木の家」という展覧会と店主の長谷川泰治さん、編集者の内田みえさん、デザインナーの村澤一晃さんとともにトークイベントの予定でしたが火山の噴火で村澤デザイナーが欠席。会場には地元の方に混じり徳島、盛岡、東京からも顔なじみの皆さんも参加し楽し時間となりました。Aランチの皆さんとあーだこーだと進めた展示空間もとても評判が良く5月5日までの会期が一部の展示のみ延長となりそうです。さて節目を超えたハーズショップですが、これからの10年も楽しみにしています!

保育園の家具

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アーキヴィジョン広谷スタジオ設計の保育園に納めた家具です。椅子の製作はmiyakonjyo productの浜畑産業さん。地元の桧材を使い丈夫で軽くて良い香りの椅子です。スタッキングテーブルの製作はkitokiの土井木工さん。テーブルを持ち上げなくてもスライドしてスタッキングができる仕組みを考案。すでに実用新案も登録済みです。どちらも保育園の中をちょこまか歩き回っているようでした。

武蔵野美術大学の図書館

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大学の授業も始まりお天気のいい日は校内の散歩が気持ちいい。大学の一番奥まったところには新しい図書館が建設中。ようやく仮囲いを外し姿を現しました。藤本壮介建築設計事務所の設計で本棚構造?の建物です。しげしげと見て回ったところでは桜もちらほら建築家の胃痛の種もちらほらですが、厳しい条件の中でも明確なコンセプトを持った美大らしい建物になっています。

二冊の本

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デザインの手引書が二冊発刊されました。「現代デザイン辞典2010年度版/平凡社」はデザインの領域を25分野に分類してデザインの基礎概念から専門用語まで分かりやすく説明しています。この25領域の一つ「インテリアデザイン」について近藤康夫さんと共に解説原稿を書いています。もうひとつ「素材とデザインの教科書/日経デザイン」は日経デザイン誌に連載されていた記事を再編集したもの。こちらはデザインの領域ごとの分類ではなく「素材」で分類しているため現代デザイン辞典とはまた違うデザインの見方が出来ます。ここでは「木」の分野でデザインジャーナリスト故.山本雅也さんに書いて頂いたインタビュー記事が6ページに渡り掲載されています。

白磁三昧

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去年は子供椅子のデザインばかりが沢山舞い込みましたが、今年は磁器の仕事が続きます。今回は白磁の道具をいくつかシリーズで考えています。既に模型と図面も出来上がり窯元さんとの打ち合せも終了。6月のライフスタイル展でプロトタイプをお披露目出来る予定です。

粋更

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玉川高島屋に粋更の3号店が16日にオープンします。表参道店梅田店で使用した素材感を素に、今回は可動什器で空間を仕切れるような計画を行いフレキシブルな売場構成が可能となっています。

クリスト?

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VAGAの床に敷き詰められている大きな布は、Living Art in OHYAMA 2009年のOB展で、OBと現役学生のサポートスタッフが空間をつくる為に使ったもの。白いTシャツを丁寧に紡いで立体的な大きな布を作っています。この素敵な素材を今回の空間に関わらせ新たな役目を与えています。この日は皆が丹誠込めてつくった素材を無駄なく使う為、床一面にTシャツを広げての部取り作業。まるでクリストのようでした…..。

不思議な光

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今度のVEGAVは、主の貫場さんが日々撮影した映像と昨年のLiving Art in OHYAMAでOB達が制作してくれた素材が関わり独特な空気が流れ始めています。残るワークショップはあと一回。もうひと踏ん張りです。

kitoki

富山でVEGAワークショップが夕方に終わりすぐさま九州大川でのミーティングへ直行。大川では年に4回の家具展が行われ今回も大川のメーカーが関わるkitokiが出展ということでメンバー全員が集り全体会議となりました。大川の展示会自体は旧態依然で見にくく分かりにくい会場レイアウトと覇気の無い印象で客足が遠のいているとの声も当たり前という感じです。そんな中でもkitokiは検討しているようで新たな繋がりも出来ました。最近kitokiの開発を訳あって抑えていたのですが、新たなステージへ向けて幾つかのアイテムを展開する事にしました。お披露目は夏過ぎになると思います。

階段

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VEGAの作業も大詰めで、富山大学の学生を交えてのワークショップも残り少なくなりました。今回の計画の肝となる入口の階段もかなり悩んだ結果VEGAらしい案が完成。早々に木工家の柿谷藍くんに図面と模型写真を送り次の日の夜に現場入り。現場には既に原寸試作が出来上がり詳細の確認。翌日の夕方には階段が取り付くという速攻技で現場が進んでいます。