一昨日から宮崎椅子製作所の展覧会でミラノ入り。大きなトラブルもなく初日の設営を無事に終えました。3年目の今年は今までの経験が生かされ夕方には余裕で完成。その後スタッフ全員で今回の展覧会の焦点をしっかりと打ち合わせすることもできました。設営がすこぶる順調だったため昼過ぎには半分開催状態。ミラノサローネ初日ということもあり100名以上の来場者が訪れました。これもこの場所で3年目という成果かも知れません。

再来週お披露目会の「大工の手」ですが、新たなビジネスモデルではなく、あくまでも「活動」です。関わっている工務店の皆さんのも就業時間外での参加となります。打ち合わせも毎回就業前の早朝ミーティングで、部活の朝練っぽくて活気があります。一昨日も大工さんがつくったプロトタイプの検討会で、担当の秋山棟梁も前向きに関わっていただき沢山の「大工の手」が出来上がっていました。今回は25種類40個の家具と30種類程のデザインを用意を会場に持っていけそうです。一部はプロトタイプとしての展示となりますが、家具メーカー顔負けの仕上がりになってきています。

「ののわ」は「緑×人×街 つながる」をキーワードに、三鷹から立川のJR中央ラインモールが地域の人といっしょに取り組むプロジェクト。今回のトークセッションは、ののわ地域の国立を拠点にデザイン活動を続ける小泉誠と、「シビックプライド」など大きなフィールドで活動をする紫牟田伸子さんが、暮らしの道具をテーマに話をします。

■ののわトークセッション「暮らしの道具」
日時:2014年5月3日(土)16:00-18:00
集合場所:さくらホール（国立市）
出演:紫牟田 伸子＋小泉 誠
進行：萩原 修
定員：50名（申込先着順）
参加費：無料（但し、下記の交流会参加の場合のみ別途参加費を頂きます）
申込期間：2014年3月20日(木)-2014年5月1日(木)HPよりお申し込み下さい
http://www.nonowa.co.jp/areamagazine/magazine/201403/talksession.html

ののわトークセッション後、交流会を開催します。
参加ご希望の方はお申し込み時に「参加する」にチェックを入れてください。
時間:18:00～19:30
参加費:1,000円（軽食代）
※当日参加はお申し込みされた方のみとさせていただきます。
複数名での参加をご希望の場合は、個別にHPからお申し込みください。
※交流会のみの参加は受け付けておりません。

永いこと「家具デザイン」というあり方を模索しています。その答えのひとつとして、家を建てた大工さんがその家に見合った家具をつくるプロジェクト「大工の手」を発表します。このプロジェクトは様々な「きっかけ」をつくる家具デザインです。大工と住み手の意識を繋ぎ、住み手が素材を意識して環境を知り「使い続けたい」と思う価値観・文化に気付くきっかけもつくります。機能的な家具でもなく、売るための家具でもない、新たな家具の形です。そして、この活動母体として全国から集結した手仕事集団「わざわ座」も立ち上げます。お披露目会では「大工の手」でつくれて「使いたい」と思えるデザインと素材の提案を行います。

■「大工の手」わざわ座＋小泉誠
ライトボックススタジオ青山
東京都港区南青山5-16-7
○2014.4.18（金）
関係者向けの発表会
15:00-16:00　プレス発表
16:30-18:00　協力工務店向け発表会
18:00-19:30　懇親会
○2014.4.19（土）
一般公開
11:00-17:30　
14:00:15:00　小泉誠トーク
問い合わせ/相羽建設 042-395-4181

国立の桜が八分咲きとなり街が桜色に染まっています。
さて、来週の「ミラノサローネ」出展。再来週の「大工の手」展覧会と、大きなイベントが立て続けにつづくため、明日4月1日のオープンのあと、暫くお休みさせていただきます。桜の満開の時期にいつも申し訳ありません。再開は「大工の手」展覧会終了後の22日頃となりますので今後ともどうぞ宜しくお願いします。

徳島ワークショップ二日目は宮崎椅子製作所。年度末で大忙しの様子でワークショップの開始も11時前とのんびりとしたスタートでしたが、来週のミラノの最終確認や、来年度のビジョン。そして残念ながら販売休止アイテムの決定会議とシビアな内容の一日でした。工場ではbo-chairが沢山製造中でした。

立て続けに徳島行き。今回は2ヶ月に一回のワークショップで初日はテーブル工房kiki。kiki店長からは恒例のお品書き（仕事リストと食事計画）が渡され今回も10品程の仕事をこなしました。富山のリビングアートの内緒の品。家具プロジェクト「大工の手」の新アイテム数点。ハンガーのパッケージ決定。人気商品間違いなしの「ぱちん」の最終確認。いしころテーブルの形10枚作画。出張こいずみ道具店の計画。などなど、昼の「鯛塩ラーメン＋十五穀米」も絶品で良いもの作りができました。
それから、テーブル工房kikiの求人募集も締め切りがあと一週間となりました。

土気の家の庭づくりワークショップを二日かけて行いました。今回の外構計画は小林賢二さんにお願いをして、家族、スタッフ、小泉ゼミ生、相羽建設スタッフと30名近いメンバーで、石、芝、塀、樹、土、とハードな合宿となりました。石は重いし、土は様々な種類があるし、芝は鋏で切れたりと、身体に素材が染み込む良い時間でした。学生達からは体験した反応はなく、きついくしんどい思いだけが残ったかもしれませんが、今後も体育会系で進みます。

宮崎椅子製作所が今年もミラノフサローネに参加します。今年は製品紹介よりも「宮崎椅子製作所」の特色を伝えにいく展覧会になります。「いろんなき」「にほんのき」「あいぞめ」「いぐさ」「まげる」「けずる」「はる」「つなぐ」「くむ」「しあげる」「かるい」「くみたてしき」「つぐ」といった13のものづくりテーマを明確なビジュアルと13脚の椅子とともに伝えてきます。そのため、こいずみ道具店もこの期間お休みとさせていただきます。桜が満開の季節ですが申し訳ありません。

■Miyazaki Chair Factory 3rd Exhibition in Milan
「A Tree of Chairs」
会期：2014年4月9日（水）～4月12日（土）
会場：Via Ciovasso 11 ，20121 Milan

徳島のテーブル工房kikiでスタッフの追加募集を行っています。テーブル工房kikiスタッフ募集は3年に一度くらいですので今年はチャンスです！！
http://www.t-kiki.co.jp/

徳島の箱もの工場とのAKI＋MOTO＋も3年めを迎えて打ち合わせで来徳。「箱」でできる可能性を模索中で、11月に向けてリスタートです。夜はkiki自邸で一杯。翌日は早朝便で丸の内の新丸ビルでの「富山展」の設営。「富山の森」ではVEGA貫場さんの木ブロック空間。「富山のデザイン」は永井一正さん、長友啓典さんのポスター。「富山の海」では県内13種の水のペットボトル3000本で海を作成と、富山の縮図をアートで表現してみました。その後は国立のtama cafeの最後の自主工事。サイン、照明など細かな設えも準備でき19日のオープンに向けてあと一息です。

北陸新幹線の開通にともない、丸の内の新丸ビルで「北陸新幹線、美味しい富山まで2時間7分」という食のイベントが行われ、その一部で富山をイメージした空間演出を行います。「富山の森」「富山の海」「富山のデザイン」をテーマに掲げ富山を感じる空間をつくります。

■北陸新幹線、美味しい富山まで2時間7分
2014.3.17-3.23
11:00-4:00
丸の内ハウス
東京都千代田区丸の内1-5-1新丸ビル7F

おかげさまで慌ただしい一週間でした。富山ではLiving Art in OHYAMAのプレワークショップ。VEGA貫場さんと帯広の箱工房と「紙箱プロジェクト」の実験です。ひとつは、包装用の紙箱の「中」に入る空間プロジェクト。こちらは構造的な検証中。もうひとつは15年前にデザインコミッティーの展覧会で発表した日常の情報を光に置換した「テレビは光」を昇華させた現象が出来ました。美しさのあまり久しぶりに貫場さんと大喜び!! 銀座では「ぐりとぐら展」が大盛況。今日は8階から階段を並び1階を通り越し外まで行列をしているようです。大阪では南部鉄tetuの新アイテムの最終打ち合わせ。年内には使い勝手の良い鉄鍋がお披露目できます。その後は芦屋に回ってJクオリアでの「36展×出張こいずみ道具展」へ。こちらも大勢の皆さんに集まっていただき、皆さんから贈られた素敵な36段の階段板をお披露目していただきました。Jクオリアの10年と松下夫妻の結婚20周年記念日とも重なり、めでたい一日でした。週末の国立ではtama cafeの最後の仕上げ（手仕事）。セルフビルドの椅子、ベンチ、テーブル、照明、取って、の組み立てと仕上げ作業で、ようやくCAFEのように仕上がってきました。こちらのオープンは3月19日の予定です。

ぐりとぐら展も連日大盛況で本日は作家の中川さんと山脇さんもご覧いただいたようです。さて、本日より芦屋の家具屋さんJクオリアにて「36展＋出張こいずみ道具展」が始まります。このイベントは、大阪に建設中のフォームレディさんの新社屋で使う階段板36段を縁のある皆さんからプレゼントしてもらう企画から始まり、縁のひとりでもあるJクオリアの10周年記念とも重なり、階段板36枚の展覧会をひらく運びとなりました。ついでといっては何ですが、出張こいずみ道具展も便乗させていただきました。これから芦屋に向かいますが、どんな階段板が集まっているか楽しみでなりません。

■36展＋出張こいずみ道具展
2014.3.6(THU)-3.16(SUN)
Jクオリア　　　　　　　　　　　　　　　　
住所:兵庫県芦屋市茶屋之町10-7　La Casa Verde 1F
TEL/FAX:0797-32-1010　　　　　　　
OPEN:11:00-18:00
定休日:月・火　　　　

日本の絵本の原点と言われている「ぐりとぐら」の誕生50周年記念の全国巡回展の展示計画を進めています。巡回展のスタートは銀座松屋から始まり2年をかけて全国6カ所を巡る計画です。会場には沢山の絵本の原画とともに絵本の世界の「大きさ」を再現して、子供も大人も楽しめる仕掛けを仕込んでいます。東京展は会期も短いのですが、一番作り込みを行っておりますので、是非ご覧いただけたらと思っております。いよいよ明日が設営です。

■誕生50周年記念／ぐりとぐら展
会期：2014年2月27日-3月10日
時間：10:00-20:00（入場は閉場の30分前まで。最終日は17時まで）
場所：松屋銀座8階イベントスクエア
入場料：一般1000円・高大生700円・中学生500円（小学生以下無料)
問い合わせ：松屋銀座 03-3567-1211 （代表）

土気の家の引き渡しが終わり、次は国立市内のtama cafeの現場です。今日は朝からホームセンターで部材を買って、入口の扉に板張りをスタッフと共に施工。既存のアルミサッシュにとめただけですが、なかなか良い感じに仕上がりました。27日はお店づくりに関わっている人たちで、椅子を組み立てたりオイルを塗ったりとワークショップを行います。皆で空間に手を施すことで目に見えない心地よさを醸し出していきます。

今週末はお天気もよく富山経由で土気の家。富山では能作さんのお店の現場調査。その後は高岡の漆と琺瑯kaicoのコラボレーションを企んでkaicoメンバーと漆の工房探訪。既に試作も出来上がり年内にデビューできそうです。次の日は「土気の家」の引き渡しとオープンハウス。なんと引き渡し前の家に宿泊させてもらえる機会もいただきスタッフ一同で幸せな一夜を過ごしました。オープンハウスにも遠方から沢山の皆さんに来ていただき嬉しい一日。家づくりに関わっていただいた皆さま、本当にありがとうございました。

週末は2週つづけての大雪。Plantationの大阪引き渡しのため朝5時出発でしたが大雪の多摩地区脱出に時間がかかり新幹線に乗れたのが10時過ぎとなりました…….。今シーズンのPlantationは素材も色調も原点にもどったような素材のままの印象。引き渡し後に服が掛けられるたびに服と共鳴していきます。昼食はK2の長友啓典さんの実家「ごちそうビル」。ところどころに長友さんのアートワークが散りばめてあり隠れた名所です。現場終了後は芦屋のJクオリアに移動して3月6日の「36展＋出張こいずみ道具店」の打ち合わせ。こちらの企画も着々と進んでいますので詳細情報は改めてお知らせします。

国立も大雪で事務所の外の桜の木にライトアップをして雪見を楽しいでいます。そんな中、昨年から仕込んできた仕事が着々と完成に向かっています。千葉の「土気の家」は来週完成で22日にオープンハウスを行い無事に引っ越しとなります。庭づくりは3月のワークショップで最後の仕上げをする予定。国立の「tama cafe」も再来週に引き渡し。ここの椅子やテーブルは「こいずみ工房」で制作しますので来週が架橋となります。そして50周年を迎えた絵本「ぐりとぐら」の展覧会の会場デザインも再来週が設営で全国巡回展が始まります。この展示は「絵本の森」を巡るような楽しい仕掛けがいっぱいです。さらにPlantationの天王ハルカス店が明日引き渡し。この大雪で大阪に辿り着けるかが心配です。
オープンするお店もあれば、閉まるお店もつづきます。16年つづいてきた自由が丘のWASALABYが閉店します。そして8年つづいた三件茶屋のtocoro cafeが次の活動の準備のため現在のお店を仕舞います。cafeとしては既に終了していますが、来週まで「tocoro craft展」を行っていますので是非ともご覧下さい。

徳島のテーブル工房kikiが久しぶりにスタッフの募集を行います。今回も元気な女子二名の募集です。応募の詳細は下記のHPで確認してください。
http://www.t-kiki.co.jp/#