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Living Art in OHYAMA 2014 スタート!


週末はLiving Art in OHYAMA 2014のキックオフミーティングで、富山大+東京理科大+武蔵野美大の学生も富山市大山地区に大集合。恒例の福沢コミュニティセンターの外壁メンテナンスに加え今年はデッキの張り替え作業。この残材は広谷純弘さんがリビングアート本番で「時の船」として再生。全国の小学生から募集した「木でできた冒険道具デザインコンペ」も2334通の作品が集まり長友啓典さん、広谷さん、富山大の内藤さんと小泉の4名で二日がかりで審査。今年はオープニングも心機一転で小泉ゼミのOB達と会場計画。そして小泉は貫場幸英さん+箱工房パーペルさんと2つの紙箱作品の挑戦します。ひとつはパッケージの箱で空間づくり。もうひとつは映像を記号化するインスターレーションで乞うご期待です。その他もろもろと、本番に向けて山ほどの案件をこれから制覇していきます。

タフな道具


システム手帳を使い始めて30年。初代はシステム手帳の元祖ファイロファックスで、コードバンでできた無骨でタフな手帳。15年ほど使って金物が壊れて一回修理の後、買い替え。二代目もタフさを重視で購入し3年ほど前から背の革がすり減り金物が露出。手帳売り場を通るたびに三代目を探すが、変なカラーリングや触って気持ちいいソフトカバーばかりでタフで無骨なものが無くなっていた….。多くのプロダクトが「優しい」路線になって持続不可能な軟弱なものばかり。そんな中、ようやくタフな手帳が見つかった。手に触れると固くて手に馴染まない。でも、15年使った二代目も最初は固かったが、使ってきた記憶とともに身体の一部のように馴染んでいる。この三代目も使い込む事で自分の道具になる日がきっと来る。我々もそんな道具をじっくりと作っていきたい。

AKI+MOTO+


一昨年「仮称/宮崎箱製作所プロジェクト」としてスタートした徳島の箱物家具メーカーの取り組み「AKI+MOTO+」も3年目を迎え新規アイテムが地道に進行中です。先週の来徳につづき今週も徳島でのワークショップ。本林家具では一次試作が出来上がり「道具的家具」ではなく「空間的家具」が出来上がり、なんとも良い感じ。週末は武蔵野美術大学のオープンキャンパス。空間演出デザイン学科のアプローチには鈴木康広ゼミの30mの空気の人が出迎え、五十嵐久枝ゼミのサイン計画で会場に入ると小泉ゼミが日よけのタープを張り巡らしたワークショップスペースへと辿り着きます。明日の最終日のお天気も良さそうですので慌ただしい一日になりそうです。

kikiのお品書き


テーブル工房kikiでは新作の「ぱちん」が大好評!エーランチ担当のHP効果もあり注文が殺到中です。さて、週末のワークショップは恒例のkiki店長からの作業「お品書き」が手渡され今回は20項目近い作業でビックリ仰天。天板に直接形を描く「いしころテーブル」は21枚と、こんな日に限って過去最多の枚数…..。一日中工房を駆け巡りなんとか終了5分前に全お品書きを完食。今回うまれた新製品は「いしころスツール」。四本足のチャーミングなスツールで、サイドテーブルとしても活躍できそうです。このスツールのお披露目は9月中旬です。じつはテーブル工房kikiで、9月12日(金)から「出張こいずみ道具店」を開催します。この出張に絡めて新アイテムとカスタマイズアイテムを幾つかお披露目します。

3脚の椅子


4月のミラノサローネ展以来の宮崎椅子でのワークショップ。いつもながら今後のビジョンを確認した上で11月のAXISでの個展と来年4月のミラノ展のミーティング。製品ワークショップでは、4年前から試作を重ねているアームチェアの5次試作を地道に検証。昨年11月にお披露目した畳の座面の「futae」も強度試験で強度が足りずに再度骨格の再検証。4月のミラノでお披露目した椅子も性能を大きく変えて振り出しに戻ったという感じで、3つの椅子を前にして混沌としています。椅子はやっぱり奥が深いし難しい。最近の展示会を見ても安易に既存の形状をもじった椅子が目についますが、宮崎椅子製作所の椅子は、ここでしか出来ない形を目指し続けます。

interiorlifestyle TOKYO


本日から始まるinteriorlifestyle TOKYOの設営でビックサイトの現場へ。今年の全体の印象は大人しい感じで地域産の品々が多く見られるようになりました。今回は高岡の「能作」さんの会場デザインのみの関わりです。商品自体も新たな演出で見せると同時に会場も「構造的な空間テーブル」をつくり、とても日本的な印象になりました。

■interiorlifestyle TOKYO
2014年6月4日(水)-6日(金) 
会場:東京ビッグサイト
能作 西ホール2階 2-263

福山から大阪


kitokiの福山での打ち合わせの後は、大阪で進行中のフォームレディの新社屋の現場。あと一ヶ月で完成となり慌ただしい打ち合わせとなりました。社屋の打ち合わせ後はambaiシリーズの新作の打ち合わせ。先月は事務所に籠りキッチンツールとじっくりと向き合う一ヶ月となり10アイテムほどの試作が動き始めます。今回も新たな地域とambaiが繋がりそうです。

kitokiで福山

昨年11月のAXISでの展覧会後、じっくりと動いていた新アイテムの打ち合わせで福山入り。土井木工では2アイテムの新作を仕込み中で大まかな構想がまとまり土井さんらしいものになりそうです。若葉家具とは「のとこ」で打ち合わせ。沢山のアイテムが途中の状態で平行して進んでいまして、まずはWチェアーのアームタイプの二次試作が出来得上がり今までの椅子のアプローチではない考え方で寸法を詰めました。その他諸々は出来上がり次第お知らせします。今年のkitokiの新作お披露目は7月の大川展と11月のライフスタイル展の予定です。

tetu値上げのお知らせ

南部鉄のtetuシリーズが、材料高騰のため6月より一部の商品を値上げすることになりました。
ご購入をご検討の方は、お問い合わせ下さい。
https://www.koizumi-studio.jp/wp2/?douguten

その後の「大工の手」

先月、発表会を行った活動「大工の手」の反響がとても多く驚いています。数十年前までは当たり前に行われていた作り手と使い手の関係を再び考え直す活動に共感の声も多く、とても嬉しく思っています。下記のネット記事でも丁寧に紹介していただきました。
「大工の手」は本格的な活動準備のため地域工務店7社と試運転を開始中です。

札幌で柳宗理


週末は札幌でクラフトコンペの審査会。今年は「乾杯」がテーマで幅広い作品が集まりとても楽しい審査でした。久し振りの札幌ではどうしても見たいものがあり審査前にちょっと寄り道。今進めているプロジェクトで柳宗理さんの著書を読んでいることと、父が関わっていた札幌オリンピックの空気感を味わうため真駒内の聖火台を見物。柳宗理デザインの聖火台は朽ちかけているものの40年前の姿そのままでモダニズムの塊の上に置かれた小さな有機形態はとても美しかった。

鶴岡のきびそ・侍絹


明日から松屋銀座7階デザインギャラリー1953で「鶴岡のきびそ・侍絹」の展覧会が始まります。「きびそ」とは、蚕が繭をつくる時に最初に吐き出す張りのある太い糸です。通常は粗い繊維で捨てられていたものを、テキスタイルデザイナーの須藤玲子さんたちが5年がかりで製品に仕上げています。この展覧会の会場構成を担当しました。「きびそ」という素材を初めて知り、須藤さんの斬新で美しい布に触れることができ良い機会となりました。

鶴岡のきびそ・侍絹
2014.5.14(水)ー6.9(月)
10:00-20:00
松屋銀座7階デザインギャラリー1953
主催:日本デザインコミッティ
デュレクション:須藤玲子
会場構成:小泉誠

「木で出来た冒険道具」のスケッチ募集!

今年の夏も富山でLiving Art in OHYAMAが行われます。そして10回目となった「木で出来た冒険道具」のスケッチコンペ募集も始まりました。森林が93%の地域で行われるイベントに合わせて、全国の小学生から「木と出会える冒険道具」のスケッチを募集し、優秀作品12点のスケッチを、武蔵野美術大学、東京理科大学、富山大学の学生達が現物の作品に仕上げます。子供達のスケッチには沢山の「賞」が用意してありますので、全国の皆さんどしどしご応募ください。
http://210.166.11.4/etc/ohyama/livingart/index.htm

土気で撮影


大工の手の展覧会が終わって少々放心状態でした。大工の手は前向きなサポート施工会社が6社集まり活動の試運転が開始しました。試運転で問題を洗い出して半年後の本格的スタートの準備を進めています。そして、久しぶりの家づくりだった「土気の家」の撮影が本日朝から行われました。カメラマンはナカサ&パートナーズの辻谷さん。庭は施主さんのご苦労のおかげで芝生が生き生きとした緑のカーペットで気持ちよく撮影スタート。三時頃には急に天気が変わり、雹+雷+突風が来たと思いきや、一時間ほどで虹が出て夕方のベストショットが撮れました。

フォームレディ新社屋


夏も近づく八十八夜ですが、3月6日に芦屋のJクオリアで行われた「36展」の余韻もまだ残る中、36展で展示された36段の階段板が納まるフォームレディの新社屋の上棟式が一昨日行われました。面積は小さいながらも鉄骨4階建ての立派な骨格が立ち上がり、6月末の竣工に向けて急ピッチで現場が進みます。36プロジェクトに参加して下さった皆様、どうぞご期待くださいませ!

Plantation 千葉そごう

Plantationのお店のデザインに関わり13年が経ちます。「自然で安全な身近な素材」にこだわり13年間ほぼ同じイメージの店作りでPlantaionらしさを作ってきました。先週は千葉そごう店の引き渡しで今シーズンの国内店舗は無事終了。残るは台北店のみとなりました。台北店は百貨店の既存設備が十分ではなく、その設備を補足する為の構造材がお店の骨格となっている面白いお店になりそうです。

「こいずみ道具店・銀座出張所」と「贈りたいギフト・私の贈り物」

銀座松屋7階で2つのイベントに出展中です。ひとつがデザインコレクション「こいずみ道具店・銀座出張所」でキッチンツールを中心に出品しています。もうひとつがデザインギャラリー1953で行われている「贈りたいギフト・私の贈り物」。永井一正さんディレクションで20名のクリエーターが夏に見合う贈り物をセレクトして展示販売をしています。会期は、2014年4月16日(水)-5月12日(月)です。

「わざわ座」で「大工の手」


家を建てた大工さんが、その家の為の家具をつくり、作り手と使い手を繋げる活動「大工の手」のお披露目会が週末に行われました。初日のプレス発表とメンバー募集会では、北は北海道、南は九州まで、全国から集まって頂いた多くの皆さんに賛同と応援の声を頂きました。二日目の一般公開も大盛況。大工の秋山棟梁、住宅ジャーナリストの三浦さん、そして小泉とのトークセッションでも「大工」と「職人」の状況が少しは伝わったのではないかと思っています。この活動は直接お金儲けに繋がるものでなく「良心の活動」になります。伝わるのに20年くらいは掛かるかなと思いますが地道に持続していきたいと思います。そして、この活動の立ち上げを一緒に行った、相羽建設の皆さん、住宅ジャーナリストの三浦さん、本当におつかれさまでした。

パリで一服

宮崎椅子製作所のミラノ展も無事に終了。最終日はなんと750名もの来場者で大賑わいでした。宮崎社長も疲れからか最後は現場でダウン。小泉もソファーの段ボール箱の中でダウン。結果的には病気がちなムラサワさんが一番元気で会期を終えました。搬出翌日早々に帰国で、経由地のパリでは原研哉さんと20年前初めて家具の製品を作ったRFヤマカワの山川さんに遭遇。山川さんとは一杯やりながら良い話ができました。現在シャルルドゴール空港で5時間待ちの時間つぶし中です。

milan salone 2014


宮崎椅子の展覧会も二日目を終了しました。一昨年の初年度は毎日100人くれば良いところでしたが、今年は初日が450名。二日目が580名と圧倒的に来場者が増えています。多くの声では毎年同じ場所で行っているため、この場所と宮崎椅子を覚えてくれている来場者が沢山います。メディアからの取材もあり「石の上にも三年!」ではないですが、三年間地道に持続した成果が明らかに出始めています。さてこれから三日目の会場に出発です。