パリの街中で見つけた使い込まれた古い道具。白磁の滑車以外は全て測る道具です。やっぱり職業病ですかね。

maison-objet 2010 に高岡の能作さんが初参戦。9月に事前視察とプレゼンテーションを行い万全の体制で挑みました。場所は3m×3mと小さなスペースですがkoizumi Studioで仕込んだ材料を船便で送り現地で組立てて簡素で日本的な会場が出来上がりました。そしてプロダクトにも錫に金箔を施した今迄に無い印象の器も製作。その結果、地元の三ツ星レストランや某インターナショナルブランドからの話等を含め、パリ市内のお店に二店舗置かれる事も決定。本当にハードな数日でしたが能作さんを含め日本側スタッフと現地スタッフの息も合い素晴らしい日々が過ごせました。皆さん本当にお疲れさまでした。

デザインギャラリー1953での「椀一式」の展覧会も無事終了し引き続き「重と箱/見立てる器」が始まります。この展覧会は「椀一式」に参加したデザイナー8名が既に製品化されている飛騨春慶を見立てます。今回、小泉は飛騨春慶の塗師.滝村さんのシンプルな重に蓋だけをデザインして見立てました。朱と黒の重にすっきりとした木地のままの蓋を合わせています。この重は朱と黒、各10セットの限定販売となります。
■重と箱／見立てる器
2010.1.27(水)-2.23(火）
10:00-20:00
松屋銀座7階　デザインギャラリー1953
展示会デュレクター/原研哉
見立て人/深沢直人　原研哉　岩崎信治　川上元美　黒川雅之　松永真　佐藤卓　小泉誠

展示会の合間をぬってのコルビュジェ巡り。今はコルビュジェ財団として使われているラロッシュ・ジャンヌレ邸です。ここへは4回目の巡礼となりますが今回初めて1階の家事室と2階の小部屋、バックヤードを見る事が出来ました。特に1階の家事室の空間が気持ちがよく裏方のための部屋を心地よくする事で生活が向上する事をきちんとわきまえ、改めて暮らしを考慮した人のための装置である事を感じました。

高岡の能作さんのフランスデビューの準備でパリに行ってきました。1月のパリはどんよりと雲がかかりほとんどお日様が拝めず、日本海側の能作さんは地元にいるような天気と呟いていました。メゾン・エ・オブジェの成果はまた改めてお知らせしますがかなり良い結果が出ています。今回は付知のasahinekoメンバーも現地合流でメゾン・エ・オブジェの視察を行い来年の準備を進めています。

明後日からスタッフ総出でパリに行きます。メゾン・エ・オブジェに高岡の能作さんが出展し、新作のお披露目と会場の設営です。新作は海外を意識した新たな試みを施し、とても魅力的な素材感が出来上がりました。今回は付知のasahinekoチームも合流の予定です。ということでKoizumi Studio は20日-27日の間は連絡が取れなくなりますので宜しくお願いします。

昨日と今日はコラムの取材で北海道の東川町でした。昨年関わらせて頂いた「君の椅子」プロジェクトの話を発案者の磯田さん、制作者の大門親子、そして君の椅子を手に入れた家族のかたに伺ってきました。久しぶりに君の椅子2009を手に取りましたが、とても丁寧につくられ、ずっとずっと触っていたい椅子になっています。夜は関わった皆さんに今年のデザイン担当の三谷龍二さんも加わり楽しい夜となりました。帰り際には旭山動物園にも一時間だけよる事が出来、噂の行動展示を体感してきました。

今日は朝一番から京都でプレゼン。独立当時に仕事がほとんどない時期、唯一心を共にしていた友人吉田さんとの仕事です。場所は東本願寺のならびの小さな空間で3月中旬の完成に向けてスタートを切りました。明日は17:30から銀座アップルストア銀座店3階で飛騨春慶「椀一式　使う漆器へ」のトークイベント。原研哉さんと飛騨の職人さんと共にお話をします。引き続き松屋銀座のデザインギャラリー1953で「椀一式　使う漆器へ」展のオープニング。そしてその後、旭川に飛んで翼の王国のコラムの取材と飛び回ります。

隣町で大きな現場が動いています。建築は野沢正光さん。サインデザインは山口信博さん。そして家具のデザインをKoizumi Studio が担当しています。設計作業も佳境を越え、春の完成に向けて着々と動いています。そしてこの現場に行く途中いつも気になる古い塔があります。なんだか分かららないけど良い雰囲気。

Koizumi Studio は昨日が仕事始めでした。久しぶりに空間デザインの仕事が重なり新年早々テンションが上がりっ放しです。再来週にはスタッフ共々メゾンエオブジェの設営で渡仏するなど、おかげさまで大忙しの1月となりそです。そんな状況もありまして、こいずみ道具店を1月末迄お休みさせて頂きます。いつも申し訳ありません。