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最新10件 過去のニュース: タイトル一覧 月別一覧

月桃紙

昨日から月桃紙の素材の素を探究する為に沖縄入り。月桃の葉は沖縄に生息する生姜科の草で抗菌効果がある為に琉球王朝時代から食材包みに使われいた。20年程前からあまり使われない茎の繊維を使って透いたのが月桃紙です。後の話は全日空機内誌「翼の王国/6月号で。
取材後帰路に着こうとしたところ、地震で羽田に戻れず、現在も帰る手だてを模索中で、なんとか関西国際空港経由で明日戻れそうです。

引渡し

今晩から明日の早朝に向けて二件の引渡し。その前に銀座松屋の能作売場の模様替えを覗いて景色盆栽の小林健二さんにバッタリ。デザインギャラリーでは平野敬子さんの企画展。いつもながら質が高くて安心します。そして、現在日本橋三越で高岡の能作さんの売り場移動で新規什器の搬入中。作業はまだまだ続きそうです。大阪の梅田では明日の早朝にPlantationの引渡し。こちらは事務所から徒歩5分の谷保駅から梅田の現場の目の前到着の夜行バスを発見し、道具店店長がこれから乗り込み出発します。ようやくこれで春の仕事がひと段落です。

2010毎日デザイン賞

2011毎日デザイン賞の正式発表。今年はデザイナーの水戸岡鋭治さんと建築家の石上純也さん。審査経過を読み取ると今のデザインの様子がうかがえます。

菜の花トーク

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週末は新宿伊勢丹へ。明治通沿いのショーウィンドウには、新作の洋食器minと、琺瑯のkaicoに北欧パターンを加えたkaico+が美しく設えてありました。5階の売場も大賑わいで百貨店不況の現実もここだけは当てはまらない様子。ともかく楽しくわくわくする仕掛けを一生懸命に仕掛けている成果です。minのデビューも順調な滑り出しで一安心。kaico+は製造現場でのトラブルがあったものの、なんとか間に合って並んでいただけで一安心。小田原の和菓子屋菜の花が営む「菜の花暮らしの道具店」も大賑わいで商品が足りなくなるくらいだそうです。3時からは菜の花の店主、高橋台一さんとのトークライブを一時間程売場で行いました。客席にはminの開発メンバー、某百貨店のバイヤー、彫刻家の神林さん、ひとり問屋の日野ちゃんの顔も。ともかくライブ感を出す為に台本無しのぶっつけ本番トークで、案の定脱線を重ねましたが、台一さん共々ものづくりの根源は「ハート」だなという話でまとまりました。

冬のワークショップ

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冬の富山市大山地域へは何度も通っていたのですが、雪を触っての活動は初めてです。VEGAの貫場さんから「ここの特色は雪と僕のスキーだよね」と聞いて久しぶりにピンと来ました。早々に雪での活動を始めていた貫場さんに合流ができ、儚く優しく潔い「雪」という素材と向き合いました。今回は貫場隊長のもとリビングアート富大メンバー、武蔵美OB、Koizumi Studioのメンバーが集合。春先の富山で残雪での活動ですが、まずは雪ブロックを使っての場づくりで、広谷さんの建築と関わり空間構築。自前の茶箱持参で貫場さんとナンチャッテ茶会。夕方からはメンバー全員で「雪の行灯」づくり。雪を透した灯が本当に美しく、場に新たな空間が生まれました。そして一夜明けると雪景色で風景は真っ白。昨日つくった空間と行灯が全く違う風景になり、これまた感動。雪が積もったとなると貫場さんのお家芸、スキーを経験したいと貫場さんにダダを捏ねると、早々に全員分のスキーセットを段取りして調達。本当にすみません……が流石です。皆にはスキーレーサーだった貫場さんの滑りを見せたくて、思った通り「音が違う!」「風のよう!」との声が上がり、何でも質の高いものを見るのが一番だなと実感。僕も30年ぶりのスキーでしたが、貫場コーチのおかげで攻めのスキーを覚え、風を感じる事ができました。ただ、まだまだ「良い音」が出ずに不満が一杯…..。ともかく次に繋がる良いワークショップを経験する事ができました。貫場さん、みきさん、本当にお世話になりありがとうございました。スキーウェアと美味しいパスタを用意してくださった柿谷家の皆さんもありがとうございました。

雪平鍋

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燕三条で雪平鍋の製造現場を視察。板前さんがヤットコ片手に使うアルミ鍋の印象が強い雪平鍋ですが、今はステンレスが主流です。キチンとした定義の無い雪平鍋ですが、その曖昧な存在が魅力と感じて来ています。これから富山に移り久しぶりのVEGAでの時間です。楽しみです!!