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京都北山杉

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京扇子山二の現場以来、久しぶりに京都に行ってきました。今回は床柱などで有名な北山杉を巡る出張です。まずは北山杉の母木となる樹齢500年の木に面会。その後、林業の方や材木屋さんを巡り、丸太の話だけでも目が点になる事ばかりです。磨き丸太の話もどこそこの滝の滝壺の砂で磨くとか、絞り丸太も自然のものと人造のものがあり自然のものは遺伝子レベルでの植林が行われている等々、皆さんの熱い話を伺っているうちに、シンプルな磨き丸太が、なんだか物足りなくなってきました。新規プロジェクトには地元の建築家里仁舍にプロデューサーの島田昭彦さんとカギロイの皆さん。そして林業女子という京大の林業伝承女子軍団も参戦し、やんわりとスタートを切りました。

慌ただしい一日

久しぶりに慌ただしい一日でした。朝一番から新ゼミ生と157個の模型をもとにミーティング。面白い案もちらほらと。午後からの空間メディア論は萩原さん+三星さんが「かみの工作所」のはなしで、器問屋の日野明子さんが乱入。その後ルベインでの「茶箱・茶籠・盆」の最終日で搬出作業。その近くで近藤康夫さんがデザインをした建築金物WESTのショールームのオープニングに伺い、ここで五十嵐久枝さんと合流して、デザイン活動「SIDE」のミーティングに参加。こちらは12月の展覧会に向けて着々と準備が進んでいます。最後は東京タワーの足元にある「ゾロ」で貫場さん、広谷さんと富山のリビングアートの打ち合せ。長友啓典さんも途中から合流して来年に向けてての骨格が見えてきました。そして締めに頂いたカレーライスがなんともスパイシーで美味しかった。

秋分の日

「茶箱・茶籠・盆」の展覧会もまだ開催中ですが、Koizumi Studioはようやく落ち着きを取り戻してきました。23日は秋分の日で休日ですが「こいずみ道具店」は開店します。

笠間

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笠間で独特な活動をしている現代美術家兼陶芸家の藤本均さんに誘われて笠間の商店街活性化事業についてのお話会に参加しました。商店街については厳しい状況ながらも、他の商店街とは比べ物にならないほど活性化のネタが沢山ある地域でしたので、皆さんの意識と自覚次第でなんとでもなると思いました。藤本さんとは15年くらい前にBC工房の鈴木恵三さんに引き合わせて頂きました。今回の笠間の件も影で糸を引いていたのは鈴木さんのようです…..。笠間では藤本さんと鈴木さんが若かりし頃に夢を抱いて自らの手でつくっていた石倉を見学。現在は人気の飲食や古道具屋が使っていますが、現存している当時のトイレには参りました。トイレの床はドクダミで、天井が空。独特なドクダミの香りで臭気を消して空から目映い日差しが入ってきます、とにかく気持ちいい。僕らはこんなやんちゃな大人になる事が出来るのでしょうか….。

四尺玉

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展覧会で大忙しなのですが、そんな最中、全日空機内誌「翼の王国」の取材で世界一の四尺玉を打ち上げる新潟片貝の花火を体験してきました。今回の取材先は花火の玉皮を段ボールの端材をつかって作っているフーゲツさん。会長の安達さんも花火が身体に染み付いている一人です。ここの花火は東京近郊のイベント的な花火とは違い、花火一玉に厄払いや豊作祈願等の思いと役目があり見るだけの花火とは違う感慨深い花火です。ここでは昼間にも三尺玉の大きな花火をあげ地元の70歳の人の為のお祝いと祈願をします。この花火が白煙に色が付きとても美しいのです。そして何よりも今回の取材先のフーゲツさんが玉皮製作10周年ということでお祝いの花火を用意していました。本来ですと前日に打ち上げる予定でしたが、我々が取材に来る事を知ると日にちを変更して打ち上げてくれました。自分たちへの気持ちが入った花火は心に染入る連発花火でした。

茶箱・茶籠・盆

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「銀座目利き展」も来場者が一万人を超え大盛況で明日の最終日を迎えます。昨日のナガオカケンメイさんとのトークもきわどい話が飛び交いデザイン関係者にとっては楽しい話になりました。出展中の「こいずみ小道具店」も無垢の板を並べて、型板で好きな所を選んでお盆に仕立てるという、お客さんが「目利き」になる試みも興味を持って頂いたようで、50枚程ものお盆が選ばれていきました。いよいよ明日が最終日ですが、入れ替わるように新しい展覧会が始まります。ギャラリール・ベインで行われる「茶箱・茶籠・盆/新しい茶の湯の道具展」は内田繁さんから声を掛けていただき茶道具に初挑戦となります。徳島のテーブル工房kiki、府中の若葉家具、香川の一和堂の協力を得て、潔い道具が出来上がったと思います。特にモバイル茶箱となる「車茶屋」は昔の「荷い茶屋」を現代に焼き直した愉快な道具となっていますのでお楽しみに。
茶箱・茶籠・盆/新しい茶の湯の道具の提案
内田繁/茶室
浅井竜介/陶器
金子透/金属
村瀬治兵衛/漆器
嘉門工藝/茶道具
岩清水久生/鉄瓶
小泉誠/木工+漆
2010.9.14(火)-24(金)
11:00-19:00(最終日は17:00迄)月曜日休廊
入場無料/道具の販売も行います。
ギャラリール・ベイン
東京都港区西麻布3-16-28
03-3479-9210

銀座目利き百貨街

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「銀座目利き百貨街」は建築家.デザイナー.アーティスト.骨董店主.茶道家など、49人のクリエーターが店主となり、それぞれの目を利かせて選定する49のセレクトショップからなる6日間の商店街です。コミッショナーは原研哉さん。グラフィックデザインは佐藤卓さんで、49店全てのロゴマークをデザインしています。そして会場構成を小泉が担当します。49名の皆さんから集まった品々の殆どが一品ものらしく、全て早い者勝ちとなります!会場では分厚いカタログとオリジナル手拭も販売しますのでどうぞお楽しみに。
そうそう今回「こいずみ小道具店」も出展します。テーブル工房kikiさんから無垢の板を沢山持ち込み、来場者の方に参加してもらって出来上がる製品を販売します。会場全体の備品として使われる「木札」もテーブル工房kikiさんがつくっています。なんとその枚数1200枚位になっています……..。
銀座目利き百貨街
2010.9.9(木)-14(火)
10:00-20:00
松屋銀座8階
入場料:800円(学生600円)
■トークショー
9.11(土)
14:00-15:00 原研哉 + 佐藤晃一
16:00-17:00 原研哉 + 新見隆
9.12(日)
14:00-15:00 佐藤卓 + 太田和彦
16:00-17:00 小泉誠 + ナガオカケンメイ

石ころ

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富山湾の「ころころ海岸」で拾って来た石ころは「箱と家と家具・展」の会場では箱と関わり良い雰囲気を醸し出していました。みなさん、この場で石ころを拾って夏休み工作所で絵を描いてもらったり、学生達は長友啓典さんや伊藤正道さんに絵とサインをねだったりと、ただの石ころが大切な思い出の道具となったようです。Living Art in OHYAMA 2010も無事に終了し「箱家具」は次の場所に設えられましたが、これまた素晴らしい環境が出来上がっています。この場所はしばらく内緒です。さて、富山を出発してその後は高山経由で白川郷に。白川郷でも河原に降り立ち石拾い。「ころころ海岸」とはまた違う、ごつごつで素朴な石ころに出会えました。

箱と家具と家・展

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Living Art in OHYAMA 2010の会場内で行われていた「箱と家具と家・展」では、会場に幾つもの「箱家具」を設置。人と道具の関係から「家具」を考えるという、テーマが少々ややこしい展覧会なのですが、ともかく体験+体感してもらう事が、この考えを理解してもらえる一番の方法と考えていました。会期中は「家具」がどうのこうのと考えるはずも無い子供達が群がり、多いに体験+体感をしてくれて、嬉しい誤算となりました。同時に開催されたシンポジウムも立ち見が出る程の大盛況でした。

Living Art in Ohyama 2010

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今年のオープニングは、貫場さんの環境映像から始まり、映像を交えた表彰式。そして小泉ゼミOBの「へんてこ音楽隊」の演奏に加え、富山大OBのガレットで表彰式のお祝いパーティー。最後はイラストレーターの伊藤正道さんの「石ころの冒険」で締めとなりました。ワークショップはOB達が初挑戦。常設ワークショップ化したフリマでもじっくりと来場者とのコミュニケーションが取れたのではないかと思います。伊藤正道さんもフリマに参戦していました。

ベストコンディション

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Living Art in OHYAMA 2010の設営も無事終わり、ここ数年VEGAでの夕食会の後、女子は花火、男子はサッカー大会となります。サッカー場は貫場邸の庭でなんとオール芝で照明付き。この日の為に水撒き+刈り込みと貫場さんが丹念に仕上げてくれました。今年の学生メンバーはサッカー経験者が多かったようで、なかなかレベルの高い戦いが繰り広げられました。もちろん小泉も司令塔で参戦!

ころころ海岸

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Living Art in OHYAMA 2010から既に一週間が経ちました。ようやく報告する気力が蘇ってきました。今回はLiving Artの搬入日前に富山入り。「箱と家と家具・展」で使用する石ころを富山湾の通称「ころころ海岸」までとりにいきました。この辺は立山からの急流を巡ってきた、まんまるとし石ころが集っています。既に貫場さんがリュックサックを担いで7往復もして石を運んでくれていたのですが、この場所は波に乗った石ころが「コロコロコロコロ」と音がするのも名物なので、スタッフ皆で体験/体感してきました。