富山と高岡は同じ富山県なのですが。歴史的に生い立ちが違うらしく微妙な距離があるようです…。週明け早々、Living Ari in OHYAMAのミーティングで貫場さんのVEGAに朝一番で集合。今回は貫場さん、広谷さん、内藤さんもあつまり、本番でのワークショップ型シンポジウムのミーティングとKAKI工房でのプレワークショップ。いつもながらこのメンバーが集まると、会話と発想がテンポ良く飛び交い。本番でのお披露目が楽しみとなりました。その他、細かな段取りも決定して具体的な作業に掛かります。
その後、高岡に移動して「高岡クラフトコンペ」の審査会。今年は2ヶ月も応募時期が早くなり出品数の減少を懸念したのですが、蓋を開ければ昨年同様でこのコンペの底力を感じました。
さて、審査会の結果は秘密ですが、ここ数年同じメンバーでの審査で「高岡基準」を明確にするため、あえて議論を繰り広げながら審査を進めています。この議論の記録が「高岡基準」となるよう図録に記録をしっかりと残すよう進めています。なにはともあれ、手でつくるモノは心に届きます。
富山と高岡
どんぐりプロジェクトで宮崎
ここ一週間夏の巡業です。先週の木曜日から日曜日までは、どんぐりプロジェクトの試作確認と全日空機内誌の取材も兼ねて都城と諸塚村を行ったり来たり。久しぶりの諸塚村では今回の素材の素を探るはずが、素材の採れない最悪の時期でしたが、なんとか編集ができそうです。都城ではプロジェクトの製品と取材でクワハタさんに。なかなか旨くいかなかった椅子がようやく完成で、来春の発売に間に合いそうです。クワハタさんではサントリープレミアムモルツのタイアップ記事の取材も行われ製材所や杉林を巡り最後は工房でモルツを桑畑さんと一杯という週末でした。
灯しびとの集い
梅雨も開けて新事務所の工事も順調に進んでいます。今日は始発で大阪入り。大阪堺でのクラフトフェア「灯しびとの集い」の作家選考会でした。この集いも4回目となりますが、既にクラフト界では一目置かれた存在に育っています。これも地元の作家さんを含めた皆さんの献身的なボランタリー精神が支えになっているからです。自らの地域を良くしたいという強い志を感じる素晴らしいスタッフの皆さんです。さて、選定会は400名以上の応募があり作家さんのエネルギーを受けてヘトヘトでしたが「欲しい!」という単純な基準で選考をさせていただき、いう成果が出たのではないかと思っています。この皆さんが10月に集まると思うとワクワクします。当日はお財布を抱えて伺います!
「私にとっての heart & art の絵本」展
日本デザインコミッティ主催の展覧会「私にとっての heart & art の絵本」展が明日からデザインギャラリー1953で始まります。コミッティーメンバー18名が心に残る絵本を選び、その絵本との思いを語る展覧会です。小泉が選んだのは安野光雅さんの「あいうえおの本」。安野光雅さんの展覧会の仕事をしてから安野ファンになってしまいました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120717-00000061-minkei-l13
■「私にとっての heart & art の絵本」展
銀座松屋デザインギャラリー1954
2012.7.18-8.6
10:00-20:00
入場無料
東京都美術館ものがたり
東京都美術館リニュアル展のデュレクター、山口信博さんから声を掛けていただき「東京都美術館ものがたり」の会場デザインをさせていただきました。大正15年に日本で始めての近代美術館として始まり、90年程の足跡を辿る展覧会です。会場は都美術館に関わって来た多くの作家の中から、藤田嗣治、東郷青児、岡本太郎、赤瀬川原平、寺山修司、船越桂、日比野克彦、などなどの作品が所狭しと並んでいます。会場サインはもちろん山口デザイン事務所で浅生ハルミンさんのイラストが皆さんを誘導します。会期は本日から9月30日迄です。
■東京都美術館ものがたり
東京都美術館 ギャラリーC
2012.7.15-9.30
9:30-17:30(月曜休館)
入場無料
kitoki 大川個展
kitokiが大川の井上材木(井上企画)の倉庫で一日だけの初個展を行いました。今回の展覧会の意味は「作り手」「描き手」と「伝え手」が繋がる場になることで、いつもお世話になっている販売店さんに向けてのプライベート個展でした。ということで限られた方へのお声掛けでしたが多くの皆さんに来て頂き、新作発表とともに工房ツアー、kitoki座談会やチャリティー競市を楽しんでいただきました。新作会場はいつもながらの段ボール箱をつんだ空間構成で、各シリーズごとのシーンを工場の倉庫という空虚な空間ながらも生活感を感じる展示です。前日の設営にはkitokiメンバー全員が集まり、暑さと蚊と戦いながらも250個ほどの段ボールを皆で積み上げ、さらに一体感が出た感じです。
徳島から都内
宮崎椅子製作所でのミラノ展覧会の報告会で徳島へ。宮崎椅子スタッフが全員集り村澤さんが画像ともに報告をしてくれました。その後、11月の展覧会のミーティングと宮崎さんが理事長を務める徳島県木竹工業連合組合のミーティング。話がトントン拍子に進み急きょ組合員の工房巡り。夕方からはテーブル工房kiki自宅にて進行プロジェクトのミーティングを行いそのまま呑ミーティングとなりました。
翌朝は一番で帰京。生活工芸プロジェクトのミーティングで辻和美さん一田慶子さんと共にスタイリストの高橋みどりさんの自宅へ。長年の経験から器に対する今の思いを伺い納得の時間を過ごし、その後ルベインに移動して山田節子さんとミーティング。こちらでも日本の固有性についての古今の話を伺い立続けに良い話を伺いお腹いっぱいの一日でした。
多治見の百草
今週はなんだかせわしない一週間。新事務所の工事も順調に進み、引っ越し準備の為の荷物整理開始で、段ボールに囲まれる日々が始まりました。そんな中、今年の生活工芸プロジェクトの取材と打ち合せで多治見の百草に。安藤夫妻にガラス作家の辻和美さん、編集の一田慶子さんも加わりようやく今回の展示像が見えてきました。安藤さんと話しをするたびに「日本の美学」はマイナスだという安藤案と、プラスであるという小泉案で議論に火が点きます。今回も安藤さんお薦めの麺屋「信濃屋」でも、うどんはマイナスだプラスだと火が点いています…..。
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