明日2月1日より東京ビックサイトで始まるGift Show 2011に高岡の能作さんが出展し会場構成を行います。先程設営が終了し、ショーケースのようなブースが出来上がりました。
■Gift Show 2011 SPRING
2011.2.1(火)ー4(金)
10:00-18:00(最終日は16:00まで)
東京ビックサイト
「能作」
西3ホール 3051+3052
Gift Show 2011 SPRING 能作
国立代々木競技場
パリからの朝一便で羽田に早朝着で無事帰国。羽田空港から深夜早朝の発着が可能になったために時間のロスが無くなり、到着後すぐに仕事ができて気分的に快適です。羽田空港から事務所に帰る途中、某雑誌の取材準備の為に国立代々木競技場に寄り道。この建物は1960から計画開始で1964年のオリンピックに合わせて竣工。建築家の丹下健三さんと構造家の坪井善勝さんによる吊り構造の建物で美しいコンクリートの表情が特徴。そしてなによりもランドスケープが秀逸で日本独特の「際」のデザインをヒューマンスケールで徹底的に行っている。数日前にfirminyで見たコルビジェの青少年と文化の家(1959年)も天井が吊り構造+コンクリート。そしてラ・トゥーレット修道院(1953年)でもコンクリートならではの造形を多用。ピロティー部分の処理では国立代々木競技場と印象の近い造形も見られた。1950年代後半にフライ・オットーが吊り構造についての研究を発表して以来、吊り構造は当時の最先端技術で、その先端技術に挑戦している東西の建築家の姿を半世紀後にほぼ同時に体感する事が出来ました。ちなみに、firminyのコルビジェの家具デザインはシャルロット・ペリアン。国立代々木競技場の家具デザインは剣持デザイン事務所で、家具デザイナーの役目がきちんとしていた良い時代です。
ラ・トゥーレット修道院
駅から坂道を徒歩25分、夕刻前にラ・トゥーレット修道院に到着。早速陽が沈むまでの時間を礼拝堂で佇み空間の変化を堪能。夕食は芋煮と豆とズッキーニに鳥肉煮とかなり質素ながらもワインはOKで食後は山盛りのチーズで満腹。宿泊は我々だけでしたので神父さん達と一緒に静かな夕食となりました。食後は再び暗闇の礼拝堂へ。なんと月あかりでぼんやりと空間 が浮かび上が感動的な時間でした。宿泊部屋は天井高はモデュロールの2260mmで部屋巾はさらに狭いコルビジェの身体感覚を体験。トイレとシャワーは共同でありながらもお湯が出ずシャワーは断念。朝一番も暗い時間から礼拝堂へ。この時間は闇から空間に色を感じ始めるまでを体感。ともかく自分の家のようの自由にラ・トゥーレット修道院を歩き回れて、最高に贅沢で幸せな時間を過ごしました。
Firminy Le Corbusier
今日は休暇をいただいてリヨンの郊外Firminyのコルビジェ建築群へ。ここには1950年代のスタジアム、ユニテダビタシオン、プール、青少年と文化の家、そしてサンピエール教会堂がある。この教会はコルビジェが生前に着工しながらも予算が尽きて工事が止まっていた教会で、最近寄付金が集まり工事が再開して2007年に完成。こちらもじっくりと体験してきました。細かな報告は帰国後お知らせます。
この後は、ラ・トゥーレット修道院に向かい宿泊してきます。ちなみに今日の気温はマイナス7℃です。
Maison & Odject 3日目
Maison & Odject も中日をむかえ能作会場も相変わらずの高打率を続けています。会場には日本人の出展者やバイヤー、デザイナーも多く、なにやら日本にいる時よりも多くの知人に出会いました。午後からは現在開発中の食器に北欧のデザイナー、ドナさんに絵柄を起こしてもらう為に開発スタッフ共にドナさんとミーティング。こちらも楽しい食器になりそうです。
蚤の市
土曜日の朝は蚤の市ヘ。市内の洒落たお店よりもよっぽどワクワクします。今回も測る道具と建築金物を中心に幾つか連れて帰ります。午後は郊外のサヴォア邸ヘ。こちらは幾つか気になっていたディテールの確認が出来て改めてコルビジェの執念に敬服です。
Maison & Odject 2011初日
ヨーロッパ市場も凍り付いているとの話ですが、来場者は昨年越えのようです。一部のブースは元気なものの、全体的には鮮度が無く既存のアイテムをカスタマイズして展開しているところが殆どという感じです。能作ブースも立地の悪さから人が殆どという通らないという状況で苦戦はしながらも新規の成約につながったりMOMAのミュージアムショップに風鈴が選定されたりと打率の良い一日でした。
Paris
羽田発25:30の深夜便で早朝のパリに到着。極寒の欧州と聞いていたので心配していたのですが、国立とさほど変わらぬ寒さです。能作さんのブースも無事に設営が完了し簡素な日本らしさだ出たのではないかと思っています。夜は能作+小泉の器で料理を出してくれる、さくらさんのお店に。こちらとっても美しく美味しい料理を堪能させて頂きまし。
卒業制作
週末は高岡クラフトコンペの講評会で豪雪の高岡へ。朝の電車で確実に高岡入りをして、帰りは飛行機の最終便。なにやら乗るはずの飛行機に雷が落ちたらしく部品取り替えの整備で遅れ、その間に吹雪となりまたまた遅れで、戻ったのが午前様でした。昨日もムサビ小泉ゼミの卒業制作の講評会。ゼミ活動で1年半じっくりしっかりゆっくりと関わって来た学生達の集大成で、今年の裏テーマは「感動」。頭でっかちのクリエイティブではなく、体感体験していかに心を動かせるかを目指しました。講評会では、泣いたり笑ったりほのぼのしたりと、十分に心を動かしてもらいました。今日は大学院生2人の講評。楽しみです。
Maison & Odject 2011
高岡の能作さんが21日から始まるMaison & Odject 2011に出展します。今回も会場設営のために渡仏します。今年は新作はありませんが、昨年同様、既存商品の錫器に金箔を施した製品を中心にお披露目します。会場のデザインは、日本からの搬送を考え製品を梱包する「杉箱」を作り、会場で製品を出した後の「杉箱」を展示台に組み直し、台にしたり、棚にしたり、照明を入れたケースにしたりと活用します。会期終了後は再び梱包箱として日本に戻ります。この「杉箱」は国内の展示も含め、今後、能作さんの展示会で活躍できるよう、タフな素材で作ってあります。そして今回はJDCA(日本デザインコンサルタント協会)のセレクションスペースでも能作さんのご協力をいただき「能作+小泉誠」で参加します。
■Maison & Odject 2011
2011.1.21-25
Paris-Nord Villepinte
●能作
La table
Stand No.A51
日本の手技 一反のてぬぐい展
銀座松屋のデザインギャラリーで行われている「一反のてぬぐい展」も好評のようで、毎日てぬぐいが沢山売れています。今日は会場撮影でナカサ&パートナーズの守屋さんが一生懸命撮ってくれました。浅生ハルミンさんに描いて頂いた、展覧会オリジナル手拭(限定発売/1,050円)もようやく生産の目処がつき、1月22日には会場に並べる事が出来そうです。展覧会の会期は24日迄ですので、販売期間はたったの2日間となってしまいました…….。
こいずみ道具店、臨時休業のお知らせ。
気がつけば一月の半ばになっています。来週からメゾンエオブジェの会場設営のためにスタッフ一同で渡仏します。そのため、こいずみ道具店を17日から月末の31日までお休みさせて頂きます。この間、電話やメールでのご注文もお受け出来なくなります……。皆様には大変ご迷惑をおかけしますがどうぞ宜しくお願い致します。
川越-北本-徳島-板橋
今年最初の巡業は川越の神社の仕事からスタート。神道の話を伺い知らない事がまだ沢山あるものだなと痛感。その後埼玉の北本駅前の医院の現場で下地の検査。こちらも順調に空間が出来上がり、狭いかなと心配していた待合室も幾つかの工夫の成果で伸びやかな空間になりそうです。そして羽田から徳島へ。こちらは住宅のリフォームで、現場での「原寸」検証を行い初回の打ち合せでほぼ原型が見つかりました。帰京後すぐに板橋の美術館で2月下旬から始まる絵本作家さんの巡回展の打ち合せ。こちらも「原寸」の什器とサインを発泡スチロールで持ち込み、現地で最終確認ができました。さすがに「原寸」での検証は分かりやすい! さて、今回羽田空港から徳島に向かったのですが、飛行機での出張が多い為にJALのラウンジが使えます。昨年秋にラウンジが新たになったと聞き期待をもって行ったところ、スペースの広さやシャワールームの設置等性能は上がってはいるものの、ラウンジまでの動線の悪さ、ホスピタリティーを感じない心ない空間デザイン、座り心地が悪く変に主張しているオリジナルデザイン?のソファとそのレイアウトの乱雑さ。ラウンジ以外にも空港内に転々と新たな試みの家具が点在しているのですが、コンセプトを聞くと「なるほど」と思うものの、実際体感するとなにも感じないどころか、ともかく雑で子供だましのようで、なんとも言いがたい状況でした……。
仕事始め
今日から仕事始め。新年早々、春の物件に向けて急発進、急加速です。早速今週は新物件の打ち合せで川越と徳島に。つづいてゼミ生達の卒業制作提出と講評。その後メゾンエオブジェの会場設営で渡仏と、ハイテンションが続きそうです。さて、今年は念願の「工房」を開く事が出来そうです。既に物件も手に入れ計画が始まっています。乞うご期待!
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