長崎の諫早に向かっています。宮崎椅子.kitoki.asahinekoなどなど、沢山扱って頂いているイズミファニチャーのイベントへの参加です。お店では「小泉誠の仕事展」も開催して頂き、夕方からはトークイベントも行われます。
諫早
K2
長友啓典さんと黒田征太郎さんの事務所K2が拡張するとのことで事務所のデザインをさせて頂きました。今回はVEGAの貫場さんが考案した杉の木ブロックを活用して、いつもの「箱」と合わせただけで空間から収納、テーブル迄全てを構築。木ブロックの大きなパーティーションはLiving Art in OHYAMAで建築家の広谷さんが考えた仕組みをカスタマイズして使用。森の中に居るような軟らかい空間が出来上がりました。製作は富山の柿谷藍くんと短期修行中のLiving Art出身者の吉川くんと小泉ゼミ卒業生の草ちゃん。現地の組立てには貫場さん+Koizumi Stuidoスタッフに加え小泉ゼミ生も参加。500個のブロックの搬入と組み立てを行い一日半で一夜城のように働く環境が出来上がりました。
発泡スチロール
発泡スチロールを使っての空間つくりを15年もつづけています。その素材提供をお願いしているのが相模原の川村さん。今年は富山や金沢迄資材を手配していただきました。久しぶりに工房にうかがい発泡スチロールの現状等あらたな情報を教えていただきとても勉強になりました。
高岡クラフトコンペ2011
今年も高岡クラフトコンペの審査員を仰せつかり高岡入り。今回が25回目となり四半世紀の節目の年です。高岡クラフトコンペは昨年からコンテンポラリークラフトとファクトリークラフトという二つのカテゴリーを設け先進性のあるものと日常的なものとをはっきりと違う評価軸で評価できる様になり内外ともに分かりやすいコンペティションになって来ました。今年も二つの評価軸に適った秀作がいくつもあり議論の多い良い審査会となりました。そしてこの「議論」こそがコンペの重要な財産ですので、昨年からはこの議論を記録して図録に公開して、風通しの良さと同時に「高岡基準」という価値観がなんであるかを伝え、将来に繋がるコンペティションに成りつつあります。
展示会什器をお譲りします。
松屋銀座デザインギャラリー1953で開催中の「モノの記憶を手繰って展」の展示什器をご希望の方にお譲りします。この什器は東北の杉パネル(集成材)を使いその後の素材活用を考えているのですが、もし什器として使用していただける方がいらっしゃるようでしたらお譲りしたいと思っています。サイズはW1500×D500×H900で天板が透明ガラス、その下150mmの所に乳半アクリルの天板があり内照式で行灯のようにアクリル天板が光る什器です。会期は月曜日までとなりまして下記の条件で希望を募ります。
●7日の搬出後引き取り可能の方。(郵送も可能/有料)
●什器一台につきギャラリーの活動費として若干費用を頂ければと思っています。
取り急ぎ、ご興味のある方はjdcommi@yb3.so-net.ne.jp日本デザインコミッティ事務局/土田までメールを頂ければ対応いたします。
PHOTO/ナカサ&パートナーズ
会場構成
IFFT/kitokiとAXIS/宮崎椅子製作所の展示会も連日大勢のみなさんにいらして頂き多くの縁を頂いています。昨夜の宮崎椅子製作所のプレオープンは取引先の皆さんを主としたパーティーでkitokiのメンバーも含めて九州から北海道まで沢山の販売店仲間の皆さんが集って頂き大盛り上がりの夜となりました。会の終了後片付けをして宮崎スタッフと内輪で一杯と思いAXISの出口に出たところ、販売店仲間20数名が外で待ち構えてくれて再び大宴会となりました。本当にありがたく嬉しい会でした。さてIFFT/kitokiとAXIS/宮崎椅子製作所ともに明日迄の会期になります。そして2会場とも会場構成を担当していまして、kitokiは4mの赤い壁、2.7mの白い壁、1.8mのピンクの三枚の壁のみの構成で4メーカーのアイテムを編集。IFFTのメイン入口際の場所ということもあり「囲う」のではなく「仕切る」空間をつくっています。宮崎椅子製作所はAXISの床/壁真っ白の空間に、3枚の大きな杉パネル+光のみで空間を構成。2枚のパネルは高さの違う床となり椅子のステージに。1枚は壁面となり今回の主役である「ノックダウンチェアー」の背景として利用し、その裏側をカウンターとして機能させています。「杉」の役目は真っ白い空間の中に「日常」を感じさせるものです。
それにしても今年は「会場構成」の仕事がいつも以上に多かった一年です。「安野光雅展」「加藤久仁生展」は作家の作品に惚れ込み、ぜひ伝えたいとの思いで進めた仕事。そしてその他10数件の会場構成は自らの製品を伝える為の仕事。どちらも思いを込め手塩に掛けることで気持ちが伝わるんだなとあらためて実感です。
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