銅器鋳物の産地、高岡の「能作」新社屋も昨日無事にオープン。工場+本社屋とともに地域の産業観光の拠点ともなります。kitokiの家具もこの施設の中で大活躍!4つの商談室のテーブル+椅子とカフェのカウンターチェア、そして特注の家具もkitokiのメンバーにお願いをして製作をしてもらいました。建築と人の関係を整える役目としてkitokiの家具が、とてもいい環境をつくっています。写真にちらっと写っている細いパイプ椅子は地元高岡の職人さんと拘り抜いたスタッキングチェア。この椅子を見つけたら裏側を覗いてみてください。
能作の家具
能作ができるまで展
間もなくオープンを迎える高岡の能作ですが、施設内には「nousaku cube」というギャラリースペースがあり、こけら落とし企画として「能作ができるまで展」を開催します。2014年の九州での視察から本格的に計画が始まり、多くの打ち合わせと共に、ハードな設計+デザイン作業。そして楽しい飲み会や誕生会を経て、プロジェクトメンバーが価値観を共有できた幸せな施設が出来上がっています。小さな空間での展覧会ですが能作+各クリエーターの拘りと心意気を感じられると思います。
有田+大川
日本の琺瑯
16日から「プロダクトの絶滅危惧種|琺瑯」がデザインギャラリー1953で始まりました。1つ目の展示は琺瑯ケトルが出来る迄の40のパーツ現物とデザインプロセス。もう1つは日用品などに使われてきた日本の琺瑯製品をセレクトして並べています。分かりやすく美しい展示になったと思いますので、多くの方々に日本の琺瑯の魅力が伝わる事を願っています。
大切プロジェクト2017
旭川の大雪木工と「大雪の大切プロジェクト」を進めています。工場に関わり通常の製品開発は「つくる」ことが目的になるのですが、ここではモノづくりの根本を見つめ直す活動を進めています。そして活動のプロセスの一端として製品も出来上がってきています。大雪木工が大切に思う、素材。技術、心意気、がつまった形です。お披露目は6月に旭川で行われるIFDA2017の期間に大雪木工の古い木造の突板倉庫で行います。この倉庫近くの鉄扉は、まるでマークロスコの絵画のようでした。
●大切プロジェクト声明文
「モノづくりを続けるために、大切なコトは何だろう。」
これからも、モノづくりを続けてゆきたい。
そのためには、変わるべきコトがある。
小泉誠さん(家具デザイン)を中心に
村田一樹さん(グラフィックデザイン)
平塚智恵美さん(コーディネート)
そして、大雪木工のスタッフみんなと一緒に
大雪木工のこれからを考える
大切なプロジェクトが動き出しました。
これは、ただの製品開発ではありません。
これからも「モノ」をつくり続けていくいくために
大切な「コト」を探求し続けるプロジェクト。
その探求の先に私たちが見つけるもの。
それを家具といういうカタチで表現していきます。
能作|神戸大丸店
高岡の能作新社屋の移転オープンが間も無くという最中に、
神戸大丸7Fに能作の新店舗が、本日12日(水)OPENしました。
「木で出来た冒険道具」のデザインスケッチ募集中!
毎年恒例のLiving Art in OHYAMAが今年も開催されます。小学生以下(幼児もOK)の子供達対象の「木で出来た冒険道具」のデザインスケッチの募集もすでに開始しています。締切は5月25日ですので、楽しく愉快な冒険道具のデザインをお待ちしています。応募要項と応募用紙はHPをご覧下さい。
プロダクトの絶滅危惧種|琺瑯
来週から「プロダクトの絶滅危惧種|琺瑯」展がデザインギャラリー1953で開催されます。
琺瑯の器物は、昭和初期に日本での生産が始まり昭和の風景をつくってきました。その琺瑯の加工には100近い工程が必要でとても手間がかかります。高度経済成長期以降の日本では「手間=高価」という図式となり、工賃の安価な海外での生産を余儀なくされ国内の製造者の姿が消えていきました。ついには残った国産メーカーは4社のみで絶滅危惧種状態です。
今回は、手間ひまのかかる琺瑯の工程とデザインのプロセスをお伝えし、日本製だから可能となった形と工夫をご覧いただき、日本の琺瑯に改めて目を向けていただきたいと思っています。
第733デザインギャラリー1953企画展
■プロダクトの絶滅危惧種|琺瑯
会期|4月16日(日)—5月15日(月)最終日午後5時閉場・入場無料
会場|松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
主催|日本デザインコミッティー
協力|昌栄工業 日東エナメル フォームレディ
企画監修+会場デザイン|小泉誠
■ギャラリートーク+「おいしい珈琲の淹れ方」ワークショップ
日時|5月2日(火)1回目/午後2時~ 2回目/午後4時~
銀座松屋デザインコレクションにおいて、
4月26日(水)〜5月9日(月)
関連商品の販売も行います。
竣工式
高岡の能作もようやく竣工式。竣工式に後には窯の火入れも行われ感無量。
家具工事はまだもう一息ですが、水野図案室のサインも取り付き空間が活き活きとしてきました。
昌栄工業
施主×建築家×デザイナー
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